北朝鮮メディアは、きのう新たに40万人近くの発熱者が確認されたと発表した。新型コロナの感染が急拡大しているとみられ、累計の発熱者は100万人を超えた。
朝鮮中央通信によると、北朝鮮できのう午後6時までに確認された1日あたりの発熱者は、約39万2920人で、死亡したのは8人だった。
前日よりも1日あたりの発熱者の数が約10万人増えていて、感染が急速に広がっているとみられる。先月末以降の発熱者は累計で約121万人で、死者は50人となった。
金正恩総書記はきのう、朝鮮労働党の政治局協議会で、解熱剤など医薬品の供給不足が解消されていないと党幹部らを叱責した。会議後には、平壌の薬局を視察し「薬の保管場所もない劣悪な状況だ」と指摘し、薬品の供給体制などについて早期改善を指導したという。
(フジテレビ国際取材部)