間もなく退任する韓国の文在寅大統領が5月9日、国民に向けた最後の演説で「日本の不当な輸出規制による危機を克服した」と改めてアピールしました。

文大統領は9日午前、退任演説を行い、平昌オリンピックの成功や、「K-防疫」と自賛してきた新型コロナ対策を振り返り「韓国は先進国であり、先導国家になった」などと述べ、自身の5年にわたる国政運営を評価しました。

K-防疫について『崩壊する』と報じていた朝鮮日報
K-防疫について『崩壊する』と報じていた朝鮮日報
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また日本政府が2019年に韓国向けの輸出管理を強化したことを「不当な輸出規制」としたうえで半導体素材などの国産化に成功し「国民の団結した力で克服した」と改めてアピールしました。

一方、今年に入り異例のペースでミサイル発射を繰り返す北朝鮮に対しては、「対話再開を望む」などと述べるに留まっています。

国際取材部
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