非日常&SNS映えで人気の「ヌン活」。ちょっと聞き慣れない言葉かもしれないが、「ヌン活」とは「アフタヌーンティーを楽しむ活動」のことで、今、多種多様なメニューが続々と出てきている。
そんなヌン活の魅力を探ってみた。

食べ方の順番は? ヌン活のたしなみ方「一番は楽しむこと」

まずは「ヌン活」のたしなみ方について、宮城県の北仙台駅近くにある紅茶教室「リリーズティー」に話をうかがった。

柴田麗麗先生。後ろの等身大パネルは生徒さんが作ってくれたそう。
柴田麗麗先生。後ろの等身大パネルは生徒さんが作ってくれたそう。
この記事の画像(27枚)

「ヌン活はグループのほうが楽しい」と、ご自身の等身大パネルと共に出迎えてくれたのは、お茶目な柴田麗麗先生。「ヌン活」とはどういうものか聞いてみると…

ティータイムスタイリスト 柴田麗麗 先生
「ヌン活」というのは最近、SNSで話題のアフタヌーンティーをめぐる活動。
もともとはイギリス発祥の文化で、サンドイッチやスコーン、ケーキなどを三段トレーで楽しむというのがアフタヌーンティーです。
「#ヌン活」をつけて皆さんSNSに投稿して、写真を撮って楽しむのを「ヌン活」と呼んで、話題になっています

アフタヌーンティーのセットをいただく際には、ちょっとした作法があるそうだ。まずは、普通にいただいてみた。

飯田菜奈 アナウンサー:
一番上からいただきます。こちらはパウンドケーキですね。いただきます。ナッツも食感が楽しくて、ほどよい甘みでおいしいです

飯田菜奈 アナウンサー:
そして紅茶を…おいしい。ほっとしますね。この組み合わせで、この空間でリラックスできます。先生、いかがでしょうか?

ティータイムスタイリスト 柴田麗麗 先生:
とても食べ方は素敵でしたが、アフタヌーンティーには食べ方の順番があります。サンドイッチ、スコーン、デザートの順番。この食べ方の順番は、友達や家族とアフタヌーンティーを楽しむときに、一緒にペースを合わせて食べ進める意味もあります。
一緒に食べた感想を言うのも、アフタヌーンティーの楽しみかたです。一番は楽しむことなので、あまりマナーにとらわれずに紅茶時間を楽しんでいただけたらうれしいです

非日常を満喫!タイムスリップしたような店内で楽しむヌン活

「たしなみ方」を学び、早速、仙台市に2020年にオープンしたカフェで「ヌン活」を体験することに。扉を開けると、そこには…。

飯田菜奈 アナウンサー:
廊下が長い!壁にはたくさん絵が飾ってあって、美術館みたいですね

中世のヨーロッパにタイムスリップしたかのような店内。アンティーク家具や雑貨を取りそろえたショップも併設されている。非日常のような空間を味わいたいと、やってくるお客さんが多いそう。

こちらで楽しめるアフタヌーンティーセットは、1段目がローストビーフのサンドイッチと、チェダーチーズのホットサンド、2段目がスコーン、3段目が季節のデザートセットになっている。

antique shop & cafe HambletonHall 大石萌さん:
こちらの紅茶はローゼンテーミットブルーテン。中国緑茶をベースにバラの花びらやジャスミンの花びらをブレンドして華やかな香りが特徴

飯田菜奈 アナウンサー:
ほのかにバラの上品な香りが鼻からぬけるような感じ。おいしい

飯田菜奈 アナウンサー:
サンドイッチからいただきます。
ローストビーフサンドということですが、野菜がたっぷり入っていて萌え断ですね。野菜に粒マスタードの風味が行き届いていておいしい。ローストビーフの存在感もしっかり感じられます

飯田菜奈 アナウンサー:
続いてスコーンをいただきます。
サクサクな感じがします。では、クロテッドクリームをつけていただきます。おいしい。外はビスケットのように軽い感じ、中の部分はフワフワでバランスが絶妙ですね。ちょっと酸味がきいたクリームがアクセントになって止まらない味ですね

飯田菜奈 アナウンサー:
おいしい料理と、おいしい紅茶をいただきながらだと、一緒に来た人との会話も弾みそうですし、優雅な時間を過ごせそう

antique shop & cafe HambletonHall 大石萌さん:
当店はアンティーク家具が多いので、実際に話をするだけでなく、アンティーク家具をバックにして料理の写真を撮る方も多いです

飯田菜奈 アナウンサー:
本当に雰囲気がよくて時間の流れがゆったりしているように感じました

和洋折衷メニューも…懐石料理店で楽しむ和の「ヌン活」

アフタヌーンティーを楽しむ「ヌン活」、続いては仙台市青葉区春日町の晩翠通(ばんすいどおり)を訪れた。
「今人懐石yas(いまじんかいせき・やす)」は、カフェではなく、懐石料理のお店だ。こちらでもアフタヌーンティーセットが楽しめる。
ニューヨークで30年以上日本料理店を営んだ、庄子泰弘さんが腕をふるう。

飯田菜奈 アナウンサー:
こちらは、それぞれの皿のうえにいろいろなものが乗っていて豪華ですね。寿司がのっているので和のアフタヌーンティーなんでしょうか

今人懐石yas 庄子泰弘さん
「yas懐石アフタヌーンティースタイル」になります。上段の方が前菜になりまして、中段が創作ロール寿司、下段が季節のデザートになります

飯田菜奈 アナウンサー:
目でみても満足のいくアフタヌーンティーセットですね。お茶は何ですか

今人懐石yas 庄子泰弘さん
和をベースにしているので「くきほうじ茶」を用意しています。料理に合わせるようにして香高く、柔らかい飲み口になっています

今人懐石yas 庄子泰弘さん
最初に「エビのカダイフ揚げ」を用意しています

飯田菜奈 アナウンサー:
カダイフって何ですか?

今人懐石yas 庄子泰弘さん
カダイフは麺状のころものことです。これをエビに巻いて素揚げしたものです。普通のエビフライよりも油切れがよくて、すごくヘルシーです

飯田菜奈 アナウンサー:
いただきます。確かにカダイフがパリパリですね。エビの身がしっかりしていて塩味が効いています

今人懐石yas 庄子泰弘さん
その塩味は、うちで作っている自家製の「こぶ塩」です

飯田菜奈 アナウンサー:
くきほうじ茶をいただきます。飲みやすい。料理をじゃましない感じがします。でも、ほうじ茶の香はしっかり感じられます

飯田菜奈 アナウンサー:
食べるのがもったいない寿司ですね

今人懐石yas 庄子泰弘さん
アボカドをふんだんに使った「ベジタブルロール」になります。とびこ・かんぴょう・キュウリを中にいれて、アボカドをうすくスライスして巻きました

飯田菜奈 アナウンサー:
周りのアボカドがトロトロで、とびこのプチプチとした食感がアクセントになって、全体のバランスというか、相性がバッグンですね。一口で満足度の高い寿司だと思います

さらにスイーツも和洋折衷。こちらはウイスキーで香りづけをした水もち。マスカルポーネクリームと合わせると、芳醇で上品な味わいが楽しめる。

ウイスキーで香りづけされた「水もち」。マスカルポーネクリームと共にいただく
ウイスキーで香りづけされた「水もち」。マスカルポーネクリームと共にいただく

飯田菜奈 アナウンサー:
紅茶に合わせていただく洋のアフタヌーンティも、もちろんおいしいですけど、お茶に合わせていただく、和のアフタヌーンティも、とてもおいしくて、「ヌン活」は奥が深いと思いました

(仙台放送)