私がお伝えしたいのは、「兄弟げんかの結末は」です。

日本維新の会と国民民主党は4月20日、夏の参院選で、京都と静岡でそれぞれの候補者を推薦することを発表。

このため、「兄弟政党」とされる立憲民主党と国民民主党が選挙区で争うことになりました。さらに京都は立憲の泉代表の地元のため、結果によっては責任問題にもなりかねません。

ポイントはこちら。「立憲のお膝元で骨肉の争いへ」注目です。 

【注目ポイント・記者解説】

京都選挙区は、維新が「最重点選挙区」に掲げる中でも、幹事長が“最最最最重要地区”と名指しするほど力を入れています。しかし、2021年の衆院選で議席を4倍に伸ばした日本維新の会ですが、維新幹部は京都を「近くて遠い」と表現するほど支持拡大に苦戦しているので、国民民主との選挙協力は必要不可欠と言えます。

一方、維新と手を組んだ国民民主党ですが、これには3年前の「禍根」が影響しているという見方があります。2019年の参院選の静岡選挙区では、国民民主の榛葉幹事長と立憲民主党の新人がぶつかりました。その時に選挙を取り仕切っていたのが、京都選挙区から立候補する福山哲郎・前幹事長です。立憲幹部は「あの時のことが、いまだに恨まれている」とため息交じりに漏らします。

両党の利害が一致した今回の「相互推薦」。国民民主の前原代表代行は21日の会見で、「決して福山さんを排除するとか、敵対視するというつもりは全くないし、定数2の選挙区ですので、ぜひ福山さんも当選に向けて頑張って頂きたいと思います」と話しました。しかし、この言葉を額面通り受け取る人は多くはおらず、京都選挙区を巡っては、各党の様々な思惑が交錯していると言えます。

京都選挙区では、自民党から吉井章氏、立憲民主党から福山哲郎氏、日本維新の会から楠井祐子氏、共産党から武山彩子氏、NHK党から近江政彦氏、星野達也氏が立候補を予定しています。

(フジテレビ政治部 原佑輔)