政府分科会の尾身会長は7日、岸田首相と面会し、新型コロナの感染が拡大する中、20代などの若者へのワクチン接種の促進などについて意見交換した。
尾身氏は7日、岸田首相と面会後、記者団の取材に応じ、新型コロナへの対応について、岸田首相と意見交換したことを明らかにした。
岸田首相が「20代など若い人の感染が増えている中で、若い人のワクチン接種率をどうすればあげられるか」と質問したのに対し、尾身氏は「若い人も感染すると後遺症が残ることがあるので、自身の健康を守るために機会があればワクチンを接種した方が良い。また自身の健康を守ることが高齢者や家族への感染も防ぐことにつながる。こうしたメッセージを出した方がよい」とアドバイスしたという。
また、現在、コロナの感染が増加傾向にあることについて岸田首相と尾身氏の認識が一致したほか、ワクチンの効果についても意見交換した。