昨年10月に開幕した女子バスケットボール、Wリーグは第18週を終え、レギュラーシーズンが終了した。

新型コロナウイルスの影響もあり、日程の変更や試合の中止などもあったが、なんとかシーズンを完走。戦いの舞台はプレーオフへと進み、いよいよ今シーズンの女王が決まる。

レギュラーシーズン最後となった第18週は、富士通レッドウェーブvsトヨタ自動車アンテロープスの試合が中止となった。

今シーズンは勝ち点制で順位が決まるため、プレーオフへと進む順位は最終日まで決まっておらず、3月27日(日)の試合をもって、順位、および組み合わせが決定した。(勝ち点制…勝った場合2点 負けた場合1点 不成立の試合0点)

レギュラーシーズン1位はENEOSサンフラワーズ

レギュラーシーズン1位のENEOS
レギュラーシーズン1位のENEOS
この記事の画像(9枚)

ENEOSサンフラワーズは、日程の変更もありシーズン最後の週に4日間で3試合を戦う非常にタフなスケジュールとなったが、三菱電気コアラーズ戦で1勝1敗、最後の試合となる27日のデンソーアイリス戦で勝ち星を挙げ、レギュラシーズン1位でプレーオフ進出となった。

昨シーズンはトヨタ自動車アンテロープスに敗れ2位という結果だっただけに、今季にかける想いの強さは計り知れない。

そのなかで、キャプテン岡本彩也花選手が怪我で離脱、また、東京オリンピック代表の林咲希選手や宮崎早織選手が終盤は欠場となったが、大黒柱である渡嘉敷来夢選手を中心に、若手の選手たちの台頭で勝ち星を積み重ねた。

プレーオフでは更にギアを上げてくるENEOS。女王奪還へと燃える彼女たちへの注目は必須となる。

順位と組み合わせが決定 今年の女王は果たして…

2位トヨタ自動車(1月4日、対ENEOS戦より)
2位トヨタ自動車(1月4日、対ENEOS戦より)

レギュラーシーズンが終了し、順位とプレーオフの日程が決まった。上位8チームがプレーオフへと進む。

順位は以下の通り。

3位デンソー(3月5日、対トヨタ自動車戦より)
3位デンソー(3月5日、対トヨタ自動車戦より)

1位 ENEOSサンフラワーズ 勝点43(19勝5敗)
2位 トヨタ自動車アンテロープス 勝点42(20勝2敗)
3位 デンソーアイリス 勝点40(18勝4敗)

4位トヨタ紡織(12月4日、対日立ハイテク戦より)
4位トヨタ紡織(12月4日、対日立ハイテク戦より)
5位富士通(3月6日、対ENEOS戦より)
5位富士通(3月6日、対ENEOS戦より)

4位 トヨタ紡織サンシャインラビッツ 勝点40(16勝8敗)
5位 富士通レッドウェーブ 勝点37(17勝3敗)
6位 シャンソン化粧品シャンソンVマジック 勝点37(13勝11敗)

6位シャンソン(1月4日、対三菱電機戦より)
6位シャンソン(1月4日、対三菱電機戦より)
7位三菱電機(11月21日、対日立ハイテク戦より)
7位三菱電機(11月21日、対日立ハイテク戦より)

7位 三菱電機コアラーズ 勝点36(14勝8敗)
8位 日立ハイテククーガーズ 勝点34(10勝14敗)
9位 東京羽田ヴィッキーズ  勝点28(6勝16敗)
10位 山梨クィーンビーズ 勝点28(6勝16敗)

8位日立ハイテク(3月13日、対山梨QB戦より)
8位日立ハイテク(3月13日、対山梨QB戦より)

11位 アイシンウィングス 勝点26 (6勝16敗)
12位 プレステージ・インターナショナル アランマーレ 勝点26(2勝22敗)
13位 新潟アルビレックスBBラビッツ 勝点25(1勝23敗)

4月2日から始まるプレーオフ、セミクォーターファイナルとクォーターファイナルは1戦先勝方式で、トッケイセキュリティ平塚総合体育館で行われる。

セミファイナルは国立競技場代々木第二体育館、ファイナルは代々木第一体育館で開催され、2戦先勝方式となる。

日程は以下の通り。

セミクォーターファイナル(1戦先勝方式)
4月2日(土)@トッケイセキュリティ平塚総合体育館
13:00 富士通(5位)vs 日立ハイテク(8位)
15:30 シャンソン(6位)vs 三菱電機(7位)

クォーターファイナル(1戦先勝方式)
4月3日(日)トッケイセキュリティ平塚総合体育館
13:00 トヨタ紡織(4位)vs セミクォーターファイナル5位・8位の勝者
15:30 デンソー(3位)vs セミクォーターファイナル6位・7位の勝者

セミファイナル(2戦先勝方式)
4月9日(土)~11日(月)@国立競技場代々木第二体育館
17:00  トヨタ自動車(2位)vsデンソー vs 6位・7位の勝者
19:00  ENEOS(1位)vsトヨタ紡織 vs 5位・8位の勝者
11日に1試合のみ開催となる場合は19:00

ファイナル(2戦先勝方式)
4月16日(土)~18日(月)@国立競技場代々木第一体育館
16日 18:00
17日 18:00
18日 19:00
(セミファイナル、ファイナルは最終日に試合開催がない場合あり)

世界をも唸らす日本女子バスケ 国内リーグを制するのは

東京オリンピックでの銀メダル獲得、アジアカップでは全人未踏の5連覇達成、さらには9月にオーストラリアシドニーで行われる「FIBA女子バスケットボールワールドカップ2022」への出場を決めている女子バスケットボール日本代表。

彼女たちが国内でしのぎを削るのが、このWリーグだ。

日本代表メンバーのみならず、国内には注目されるべき存在がまだ大勢いて、いつ誰がブレイクするか分からないのが現状である。ますますレベルアップをするWリーグに注目してほしい。

そして、さらにそのレベルアップした戦いの中を勝ち抜き、今年の女王となるのが果たしてどのチームになるのか、目に焼き付けておく必要がある。

船岡未沙希
船岡未沙希

東京フイルム・メート フリーランス 実況 インタビュー newsアナ
唐津生まれ魚育ち🐟
バスケと浜田省吾さんをこよなく愛しています✌︎
両膝前十字靭帯断裂→明治大学男子バスケ部主務🏀
スポーツと虎と料理と読書とHUMMERが好き
今年の目標は船舶免許を取ること⛴
私は本物になりたい◎
我が道をゆくがモットー🕶