女子バスケットボールWリーグのレギュラーシーズン第17週は、国立競技場代々木第二体育館で行われた。
当初は2日間で8試合が行われる予定だったが、新型コロナウイルスの影響で、組み合わせや日程の調整が必要となったため、2試合のみの開催となった。

行われたのは東京羽田ヴィッキーズvs日立ハイテククーガーズ。
東京羽田はプレーオフ進出を逃していて、この週で今シーズン終了、締めくくりの試合となった。一方、日立ハイテクは第16週をもって、プレーオフへの進出が決定した。
レギュラーシーズン上位8チームが進むプレーオフには、その時点で7チームが決定しており、最後の一枠を日立ハイテクが掴み取った。両チーム、レギュラーシーズンとしては最後の試合、集大成となる試合となった。
プレーオフへ向けて勢いに乗りたい日立ハイテク 結果は1勝1敗

GAME1は東京羽田が高確率でシュートを沈め、ディフェンスも機能しリードして試合に入った。
日立ハイテクは苦しい時間帯、エース北村悠貴選手のアタックや、ダラーメ・マレム・ドイ選手のオールラウンドな活躍、白鞘郁里選手のスティールなどで勢いに乗り逆転し、そのままリードを保つ。

その後、3〜4点差をいったりきたりと、両者なかなか流れを引き寄せられなかったが、第4クォーター、東京羽田が一気に得点を重ね、その勢いのまま70-62で勝利した。

GAME2は終始、日立ハイテクがゲームを支配した。この日、キャプテンの谷村里佳選手が試合には出場しなかったが、昨日に続いて北村選手、マレム選手、白鞘選手が中心となって得点を重ねた。
試合の終盤には、若手選手や、アーリーエントリーで加入した大原咲織選手がコートに立つ時間もあり、79-52で勝利となった。

昨シーズン日立ハイテクの指揮官に就任した、内海知秀ヘッドコーチ。現ENEOSサンフラワーズを率いてWリーグやオールジャパンで幾度となく優勝に導き、女子日本代表のヘッドコーチを務め2度のオリンピック出場経験がある。
日立ハイテクに就任した昨シーズン、チームは3季ぶりにプレーオフへ進出した。そして今季も何とかプレーオフ進出を決めた。昨シーズンは、セミクォーターファイナルでトヨタ紡織サンシャインラビッツに67-44で敗れている。いよいよ来月に迫ったプレーオフ。経験豊富な指揮官と共に、さらなる高み、ベスト4を目指す。