任期満了に伴う社民党の党首選挙が4日、告示され、現党首の福島瑞穂氏、ラサール石井副党首、大椿裕子元参院議員の3人が出馬を届け出た。これにより13年ぶりに党員による投票での選挙戦が行われることとなり、23日に開票し新党首が選出される。
3人の候補者は記者会見を行い、届け出順に大椿氏は「党首選が行われることを嬉しく思う。社民党を働く人たちのために共に存在する政党として際立たせていかなければならない」と述べた。石井氏は「社民党リブート。同じことを言うのでも朗らかで明るく前向きな社民党に変えていく。国民目線の生活防衛型政党を目指す」として党名変更の可能性にも言及した。福島氏は「私のキャッチフレーズは増やす、育てる、未来へつなぐというものだ。護憲の先頭に立つ」と述べ、改憲阻止や社会民主主義の政策推進などを掲げた。
現職の福島氏は弁護士出身で70歳。1998年に参院議員に初当選し、2003年に社民党の党首に就任。鳩山内閣では少子化相などを務め、その後いったん党首を退いたが2020年に再登板し現在に至っている。
ラサール石井副党首は70歳。お笑いグループ「コント赤信号」の一員として人気を博し、博識なタレントとしても活躍。2025年の参院選で社民党から比例代表で出馬し初当選を果たした。
大椿氏は52歳。保育士の資格を持ち、2023年から2025年まで参院議員を務めたが25年の参院選で落選した。
社民党は、いわゆる55年体制の一翼を担った日本社会党が改称する形で1996年に発足した。しかし今年2月の衆院選では議席を獲得できず、現在の国会議員は福島氏と石井氏の参院議員2人だけになっていて、新党首は党の存亡をかけて党運営と選挙対策などに臨むことになる。