入学シーズンが近づく中、早くも2023年4月に向けた「ラン活」が過熱し始めている。

豊富なカラー、チャームのカスタマイズも

3月下旬、ジェイアール名古屋タカシマヤの特設売場にずらりと並んだランドセル。その数、なんと約550種類。

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子供たちが背負うのは、2023年の4月だ。

母親A:
(自分は)好きなのを選べなかったので、羨ましくて

母親B:
気に入ったのがなくなっちゃうなと思って。今、ラン活がすごく早くなっていると聞いて

「ラン活」とは、来年新1年生になる我が子のランドセルを購入するために情報を集めたり、お店を回ったりすること。

一昔前はランドセル購入の時期は「お盆」が定番だったが、今では5月のゴールデンウィークにピークを迎える。

また、かつては「男子は黒、女子は赤」が一般的だったが、今は子供が好きな色を選ぶように。

淡いラベンダーや水色など、カラフルなもの。縁にアクセントカラーが入ったものも。

チャームなどを使いカスタマイズできるなど、よりどりみどりで、7万円ほどのランドセルが売れ筋だ。

今、各メーカーが力を入れるのが「軽いランドセル」。一般的な重さは1.2キロから1.5キロといわれる中、このモデルは容量はそのままで、重さはなんと990グラム。

軽いランドセルが人気な理由は、教科書の重量化だ。小学生用の教科書のページ数は年々増えていて、それに伴い重さもこの15年で約2倍に増加。

また、今はタブレット端末の導入で荷物がさらに増え、子供への負担を心配する親が増えている。

母親C:
種類がありすぎて悩んでいます

母親D:
本人が「これ!」っていうのがあれば決めていきたいなと思います

「より良いものを」という親心が、ラン活をさらに過熱させていた。

(東海テレビ)

東海テレビ
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