国の天然記念物、コウノトリ。島根・雲南市大東町の小学校では、3年前からコウノトリのペアが毎年産卵し子育てをしている。
2022年に産卵を確認したのは、観察を続けている6年生の児童だった。その理由とは? 

毎年レベルアップしているという観察方法

コウノトリが巣をつくっているのは、雲南市立西小学校の校庭に建てられた巣の上。

この記事の画像(9枚)

3年前に初めて、オスのげんき、メスのポンスニのペアが巣を作り、それから毎年6年生の児童がコウノトリを観察している。2022年も新たな卵が産まれ、ペアが卵を温め始めた。

産卵の兆候に気が付いたのは、実は6年生の児童だった。

産卵に気づいた児童:
ことしも、ここで卵を産んでくれてうれしかったです

西小学校では、巣の材料になる枝を近くの山で拾ってくるなど、コウノトリを通して環境学習に取り組んでいる。
観察の担当は6年生。授業の合間に双眼鏡で様子を観察し、コウノトリが「立っている」「座っている」「巣にいない」という3つの項目について、チェックシートに記入している。

こうした中で、3月9日からコウノトリが座っている時間が増えたことから、産卵の可能性があると雲南市に報告。市が産卵を確認した。

6年生の児童: 
最近よく座っているなと思って…これ、産んでいるんじゃないかと思いました

毎年観察方法をレベルアップし、4年目で初めて産卵を確認した。

西小学校・梅木喜嗣校長: 
子どもたちは、自然とコウノトリを気遣って学校生活をしている。コウノトリがやってくるこの地域に対する気持ちは高く、故郷を大切にする心が育っている

今回無事にふ化すれば、雲南市大東町では6年連続でのヒナ誕生となる。

6年生の児童: 
無事に育ってほしいです。このまま西小学校で巣作りしてくれたらうれしいです

発見の手助けをして、学び舎を巣立つ6年生。児童とコウノトリとの交流は後輩たちへと引き継がれていく。

(TSKさんいん中央テレビ)