秋田県鹿角市の市議会議員によるパワーハラスメントの疑惑をめぐり設置された政治倫理審査会で審査会は18日、最終的な聞き取り調査の結果、議員1人に対しパワハラ的な行為があったと認定しました。

鹿角市では前職の市議からパワーハラスメントを受けたとの情報が寄せられ、市の職員を対象にした無記名のアンケート調査で237人のうち27人がパワハラを「受けた」「見た」と回答しました。

その後、記名性のアンケート調査で職員227人のうち3人が現職を含むそれぞれ別の議員からパワハラを「受けた」または「みた」と回答し内容は「大声をあげていた」「急に呼び出された」などでした。

非公開で行われた18日の審査会では、3人と市議に行った聞き取り調査を受けて取りまとめる報告書の内容について議論されました。その中で審査会は1件について議員によるパワハラ的な行為があったと認定しました。

政治倫理審査会・佐藤大介会長:
「審査会としては1件の案件を(ハラスメントに)認定した。職員に対して議員から過大な要求を行ったと認定している」

審査会は他の2件についてはパワハラ的な行為とは認定せず8月22日に市議会議長に報告書を提出することにしています。

秋田テレビ
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