女優の橋本環奈(23)さんと上白石萌音(24)さんが、ダブルキャストを務める舞台「千と千尋の神隠し」。3月3日に初日記念会見が行われ、豪華出演陣が集結した。
めざましテレビの取材では、橋本さんの初舞台の感想や上白石さんの「千尋役」抜てきへの思いを聞いた。
この記事の画像(27枚)宮崎駿監督の不朽の名作「千と千尋の神隠し」を初の舞台化。両親と引っ越し先へ向かう途中に迷い込んだ不思議な街を舞台に、少女の成長を描く冒険ファンタジー。
橋本環奈にお願い「ストレッチだけはしてほしい」
3日、東京・帝国劇場で行われた初日記念会見には、ダブルキャストを務める千尋役の橋本環奈さん、上白石萌音さん、湯婆婆・銭婆役の夏木マリさん、朴璐美さん、青蛙役のおばたのお兄さん(33)が登場した。
千尋を演じた2人は…。
橋本環奈:
(千尋は)結構ドジな一面というか、コケたりとか。実際にけがをしちゃダメじゃないですか。だから、けがをしない転び方とか、そういうのを研究するのが一番難しかったですかね
橋本環奈:
実は、千尋は身体能力はめちゃくちゃ高い
上白石萌音:
本当に千尋は運動量がハンパなくて、もう本当にもう無理ですってところまで走らなくちゃいけない
千尋を演じるために、相当な体力が必要だったという2人。記者から「舞台をやるための健康法」に質問が及んだ。
橋本環奈:
健康法ですか(笑)別に特にやっていないですけど、普通にいたって健康です
すると、すかさずこんな証言が…。
上白石萌音:
環奈ちゃんはね、ストレッチもしないんです、この人
夏木マリ:
この方ね、舞台に出るのに何もしないんです。緊張しないんですよ
上白石さんと夏木さんがたたみかけるように暴露し合う展開に。
「アキレス腱(けん)だけは伸ばします!」と言い張る橋本さんに、「本当にストレッチだけはしてほしい」と懇願する上白石さんだった。
橋本環奈×上白石萌音 主演2人に独自取材
舞台版「千と千尋の神隠し」では、帝劇の舞台に高さ5メートルの油屋がそびえ立ち、釜爺のボイラー室や屋台、湯婆婆の部屋などのセットが360度回転して次々と転換し、アニメの世界観を見事に再現している。
会見後、橋本さんと上白石さんにめざましテレビがインタビュー。まずは、本作が初舞台となった橋本さんに感想を聞いた。
橋本環奈:
初日を経験して、お客さんがいる初日と、舞台稽古とかでの通しが全然違うんだと思って。それにビックリしちゃって。お客さんとの一体感というか、あんなにお客さんの反応が感じ取れるんだなって
小山内鈴奈アナウンサー:
上白石さんはいかがでしたか?千尋役に抜擢されて
上白石萌音:
このお仕事を始めて以来、初めて「このビジュアルでいける」って自信がありました
橋本環奈:
確かに!
上白石萌音:
(千尋と)似てるんです!離れ目とか丸顔とか、この低身長。今まで全部コンプレックスだったんですけど、初めて生かせる役が来たと思って
上白石萌音:
「この容姿で生んでくれてありがとう」って、お母さんに思いました
小山内鈴奈アナウンサー:
他にありがとうと思った場面はなかったんですか?
上白石萌音:
へぇ…?いや、もちろん母には常々感謝はしています
小山内アナの質問が分からず困惑顔の上白石さん。慌てて「もちろんそうです!いや違うんです、違うんです」と訂正する小山内アナだが…。
橋本環奈:
どういう意味で聞いたんですか~?(笑)
と、橋本さんがツッコミを入れて笑いをとり、場を和ませていた。
音楽がいい…おにぎりのシーンは必見
最後に、今回の舞台で注目して観てほしいおすすめのシーンを聞いた。
橋本環奈:
大変だったし、しっかり見てほしいなと思うのは、やっぱり“おにぎりのシーン”ですかね。とにかく音楽がよくて…
橋本さんが挙げたのは、おにぎりをハクに手渡され、千尋が泣いてしまうこのシーン。
橋本環奈:
練習の時から音楽にやられた
上白石萌音:
合言葉は「曲がいい」
橋本環奈:
そうそう!実際にめちゃくちゃ感動しながらやってますね
▼舞台「千と千尋の神隠し」公演情報
2022年3月2日(水)~3月29日(火):東京・帝国劇場
2022年4月13日(水)~4月24日(日):大阪・梅田芸術劇場メインホール
2022年5月1日(日)~5月28日(土):福岡・博多座
2022年6月6日(月)~6月12日(日):北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru
2022年6月22日(水)~7月4日(月):名古屋・御園座
▼キャスト
千尋:橋本環奈/上白石萌音
ハク:醍醐虎汰朗/三浦宏規
カオナシ:菅原小春/辻本知彦(辻のシンニョウは点1つ)
リン・千尋の母:咲妃みゆ/妃海風
釜爺:田口トモロヲ/橋本さとし
湯婆婆・銭婆:夏木マリ/朴璐美
兄役・千尋の父:大澄賢也
父役:吉村直
青蛙:おばたのお兄さん
(めざましテレビ 3月4日放送分より)