“とろける焼き芋”から“芋ンブラン”まで…すべてが名店「焼き芋街道」

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2020年、愛知・岡崎市内の焼き芋を販売する店が、食べ比べを提案する「おかざき焼き芋街道」を結成。2021年12月には地元のタウン誌でも紹介されるなど、徐々に知名度を上げている。
そんな焼き芋激戦区から、人気の名店のいくつかをご紹介。

名店1…山小屋風カフェで味わう24時間じっくり焼き上げたホクホク焼き芋

「カフェ柚子木(ゆずき)」は、開放感あふれるテラスで「ミルクスイート」や「白安納」など、様々な焼き芋が楽しめる山小屋風のカフェだ。

店主:
溶鉱炉の鋳物壷で、遠赤で焼いています。芋はその時 仕入れてある芋を。鳴門金時・紅はるか・白安納・ミルクスイートです

芋は、両端をカットして焼く前に湧き水にさらす。長時間焼くと水分が飛んでしまうため、このひと手間が重要。湧き水に一日さらすことで、アクも抜けるという。

一晩さらした芋をアルミ箔で包み、遠赤外線効果で芋を芯から温めてくれる溶鉱炉の壷で、24時間かけてじっくり焼く。焼き上がった「ミルクスイート」(300~500円)は、見た目からもホクホクなのがわかる。

女性客A:
トロトロで美味しいです

女性客B:
甘くて、とっても美味しくて。大きくても全然食べられちゃう

希少な「白安納(しろあんのう)」(300~500円)も、しっかり中まで焼きあがっている。この時期はお客さんの多くが、焼き芋目当てだ。

「紅はるか」にカスタードクリームのせて…焼き芋使った自慢のブリュレ

焼き芋を使ったスイーツも自慢。「焼きいもブリュレ」(1000円)は、カットした「紅はるか」の上にカスタードクリームとザラメをのせ、ピザ釜で焼いた後にバーナーで炙ったもの。

男性客A:
トロトロ。丁度いい甘さ

思わず笑顔があふれる美味しさだ。店主は、手間がかかっても「額田まで来てよかった」と言ってもらえるような焼き芋を作っていきたいと話す。

名店2…かりんとう製造技術で蜜を最大限引き出した極上の焼き芋

「ありがとう。かりんとう。」は、岡崎市の中心部にある創業100年のかりんとうの専門店。この店の焼き芋は、かりんとう製造で培った技術で甘い蜜を最大限に引き出した極上の焼き芋だ。

かりんとう専門店というだけあり、店内には“かりんとう”がズラリと並んでいるが…

女性客C:
これが蜜が出ていて美味しそう。これ、お願いします

店先で「シルクスイート・紅はるか」(100グラム160円)などの焼き芋も販売していた。かりんとう専門店が、なぜ焼き芋を販売しているのか?

店主:
かりんとう製造を生かしたモノを考えた時に、焼き芋だったら、温度管理とか焼き方が難しいと思って…。かりんとうも同様で生地から温度管理をしますので、技術を生かせるんじゃないかと

“かりんとう”作りは、温度管理がとても重要。長年かけて培ったかりんとうの製造ノウハウを、同じく温度管理が大切な焼き芋に応用できないか試したところ、効率よく芋から蜜を引き出すことに成功した。

詳しい製造方法は「企業秘密」ということで教えてもらえなかったが、お客さんの評判は上々。冬の人気メニューとなっている。

名店3…蜜がたっぷりで、手で持てないほどトロトロの焼き芋

「SweetsPotato 芋や」は、岡崎市の中心部を北に向かったところにある。芋スイーツ専門店と銘打っているだけあって、芋けんぴやスイートポテトなどのサツマイモを使ったお菓子が並んでいる。この店の焼き芋が、蜜がたっぷりで手で持てないほどのトロトロと人気を呼んでいる。

男性客B:
奥さんから「甘太くん買って来て」って。蜜がすごくて、手で持てないくらいトロトロ

一番人気は、「大分県産 焼き芋 甘太くん」(100グラム360円)。「紅はるか」を40日以上熟成させることで糖度を最大限にまで高めた、冷めても美味しい焼き芋だ。

名店4…焼き芋ペーストを目の前で搾るスイーツ“イモンブラン”

古民家カフェ「RinRin庵」の人気は、焼き芋ペーストを目の前で搾る“イモンブラン”。
この店では午前6時半から1時間半ほどかけて、芋を焼いている。高温で焼く壺焼きでは、20分に1回手を加えて温度を変化させることで、芋から蜜が出やすくなるという。

店主:
下から焼けてくるのと、内側の熱が強いので。外側が内側に、下が上にくるように(芋を)回して焼きムラを防いでいる

温度変化をさせながら焼いたホクホクの「壺焼きシルクスイート」(SSサイズ270円 Sサイズ320円)は、口コミでその美味しさが広まった。

さらに人気なのが、焼き芋ペーストを目の前でモンブランの様に搾ってくれる「薩摩イモンブラン」(800円)。

店主:
栗だと秋なので、焼き芋だったら冬中できるかなって。焼き芋でモンブランをやってみたいなと

女性客D:
自然な甘さでおいしい

女性客E:
ボリュームも思った以上にあるので食べ応えもある

芋にはほとんど砂糖を使っていないが、中にはプリンとバニラアイスが入っているため、口の中に程よい甘さが広がる。芋本来の味が楽しめる極上のスイーツだ。

(東海テレビ)