若い世代の感染が目立つオミクロン株。特に10代以下の小学生などにも感染が広がっている。

こうした中、愛媛・松山市では自宅療養や自宅待機が必要な子どもたちの学習に遅れが出ないよう、オンラインの活用が進められている。

実際に家族が感染して、子どもたちが自宅待機する松山市の家庭を取材した。

家族がコロナ感染で自宅待機の子どもたち

家族が感染した松山市の男性:
はい、じゃあ、いただきます

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子ども:
いただきまーす

家族が感染した松山市の男性:
食卓、3人に減りました。ちょっとさみしい朝ごはんですけど、きのういただいたパンを朝ごはんにいただきます。おいしいですか?

子ども:
うん、うまい!

こちらの家庭は、相次いで妻と次男が感染して自宅療養していて、濃厚接触者の男性と小学校と幼稚園に通う2人の息子も自宅待機中。

授業支援のアプリ活用して自宅学習も

こうした中、学校に通えない小中学生の学習に遅れが出ないよう、松山市はタブレット端末などを使った家庭でのオンライン学習を導入している。

家族が感染した松山市の男性:
今タブレットを1人1台学校から持って帰ってますんで、こういう所、家庭でもできる所はやってねとか、タブレットの方で先生方の方から指示があったりだとか

小学5年生の長男が、実際に使う様子を覗いてみると…

家族が感染した松山市の男性:
これが学校から持って帰ってるタブレットで、これで先生から連絡が来るわけね

長男:
うん

家族が感染した松山市の男性:
何が書いてあるの?

長男:
これから1週間で進む範囲をお知らせします。この1週間は国語・算数・社会を頑張ろう。わからないことがあれば「ロイロノート」で送ってね

2人の息子が通う学校は、授業支援アプリ「ロイロノート」を使い、教科ごとに家庭での学習範囲を共有。

このほか、ビデオ通話などができるアプリ「Teams」も使って、必要に応じて児童が担任と会話できる体制が取られているという。

家族が感染した松山市の男性:
今から2階に朝ごはんと、教科書と学校から持って帰っているタブレットを2階に持って上がりたいと思います。おーい、宿題がんばって

次男:
はーい

自宅療養している次男も、学校から持って帰ったタブレット端末で宿題などをして提出しているそう。

家族が感染した松山市の男性:
ただやっぱり10日間、家で勉強するっていうのも子どもたちもなかなかモチベーションが保てませんから、なかなかその辺も大変ですが、家でできることを私も見ながら、少しずつ勉強の面もやっていけたらなと思います

松山市教育委員会は、「臨時休校になっても家庭で学習できる環境を整備したい」として、2月から本格的にタブレット端末を自宅での学習に活用する方針。

(テレビ愛媛)

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