世界遺産登録に向けた推薦期限が2月1日に迫る「佐渡島の金山」について、林外相は「前向きというよりもさらに前向きではないか」と述べたが、今年度の推薦を決定するかどうかについては明言を避けた。
林外相は28日午前の衆議院予算委員会で「佐渡島の金山」がある新潟県選出の自民党・鷲尾英一郎衆議院議員から「2月1日までの国内推薦を前向きに検討しているといえないか」と問われたのに対し、「(登録)実現に向けて何が効果的かという観点で検討しているということは、前向きというよりもさらに前向きなのではないかと考えている」と述べた。
2月1日までに推薦を決定するかどうかについては「総合的に検討している」と述べて明言を避けた。自民党内からは登録に反対する韓国が来年度以降、登録を審査する世界遺産委員会の委員国に入る可能性が高いことなどから、今年度の推薦を求める声が上がっている。