ブタの腎臓を脳死状態の人の体内に移植する実験がアメリカで行われた。
アラバマ大学の研究チームは20日、遺伝子組み換えを行ったブタの腎臓2つを57歳の脳死状態の男性の体内に移植する実験を行ったと発表した。
移植された腎臓は3日あまりの実験の間、拒絶反応はなく、尿を作るなどの機能がみられたという。
男性はバイク事故で脳死状態になっていて、事故前に臓器提供の意志があったが、提供には適さなかったため、今回の移植実験に家族が同意したという。
この記事の画像(3枚)1月10日にはメリーランド大学でもブタの心臓を人に移植する手術に世界で初めて成功したと発表していて研究がすすめば臓器提供を待つ患者にとって打開策となる可能性もある。
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