TDLやマックでポテトの販売縮小

東京ディズニーランドの一部店舗で、1月19日から販売を一時休止している「フレンチフライポテト」(※東京ディズニーシーでは販売継続)。街からは嘆きの声が聞かれた。

学生(22):
食べながら歩いていました。無いとなると、ちょっと悲しいです

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ポテトを巡っては、マクドナルドは1月9日から1カ月程度、「マックフライポテト」のMサイズとLサイズの販売を一時休止。

また「びっくりドンキー」も、ポテト5商品の販売を1月31日まで全店舗で休止する予定。

コロナ禍での物流の遅延などによる輸入ポテトの品薄、いわゆる“ポテトショック”が広がっている。

一方で「ポテト増量」キャンペーンも

そんな中、お得に楽しめるファストフードチェーンが登場。フレッシュネスバーガーが2月27日まで実施しているのは、フライドポテトの「25%増量キャンペーン」。

なぜ増量が可能なのか?

フレッシュネス 広報・青木美華さん:
北海道産のジャガイモを使っています

使用しているのは、輸入ではなく国産のジャガイモ。契約農場を通じて安定的に確保できているのが大きいという。

ロッテリアも、Sサイズ4個分の「バケツポテト」など3商品を、クーポン提示で50円引きの500円で提供するキャンペーンをスタート(イートイン価格、1月20日~2月6日まで ※一部取り扱いない店舗あり)。

使用しているのはアメリカから輸入したジャガイモだが、物流の遅延などを見越して2021年からキャンペーンを控え、ジャガイモの確保に努めてきたという。

コンビニでは新商品も 売れ行きは想定の3倍超

ミニストップでは21日から全店で、北海道十勝産じゃがいもを100%使用した「十勝ハッシュドポテト」を販売(テイクアウト価格228円)。

また14日から販売しているのが、人気ナンバーワンの「Xフライドポテト」が3個分入った「バケツポテト」(テイクアウト価格641円)。

ドイツを主としたヨーロッパ産のジャガイモを使用しているが、キャンペーンの実施なども見据えて事前に在庫を確保した。

ただし、想定の3倍を超える売れ行きで、一時的に販売制限する可能性もあるという。

「予断を許さない状況」家庭への影響も

ジャガイモの在庫ついて、ロッテリアは…。

ロッテリア マーケティング部・緒方高行部長:
お客様に提供できる供給量は今のところ確保しているんですが、今後も予断を許さない状況

外食産業を直撃する“ポテトショック”。家庭への影響も懸念されるという。

流通ジャーナリスト・西川立一さん:
今後も物流が正常に機能しないと、品不足になることは大いにあります。家庭用のポテトを使った商品の値上がりも十分予想される

(「めざましテレビ」1月21日放送分より)