食い違う供述…「エアガンを撃ったことは覚えていない」

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三重・伊勢市で、老人ホームの従業員をエアガンで撃ってケガをさせたとして、1月6日に経営者の男が逮捕された。被害に遭った男性が取材に応じ、度重なる暴力やパワハラの実態を訴えた。

テーブルに置かれたショットガン。一度に複数の弾が発射されるエアガンだ。このエアガンで従業員を撃ち、ケガをさせた疑いで逮捕されたのは老人ホームの経営者だった。

伊勢市で老人ホームを経営する山本明彦容疑者(35)。2021年9月、会社の事務所で当時従業員だった男性(31)をエアガンで撃ってケガをさせた疑いで、2022年1月6日逮捕された。

被害男性:
相当痛かったです。ハチに刺された、えぐられた感じの痛さだったので

エアガンで撃たれた被害者の男性(31)が7日に電話で取材に応じ、被害の実態を語った。

被害男性:
「そこに立って背中をこっち向けろ」みたいな感じで。「的になれ」みたいなことを言われて

その直後に男性が撮影した写真には、エアガンによる痛々しい傷跡が残っていた。

男性は仕事のミスなどを理由に、山本容疑者から度々暴行を受けていたと訴えた。

被害男性:
「お前は口で言っても分からんから、力・暴力で教えるんや」とか、普通に言ってましたね

また「罰ゲーム」と称したパワハラを受けることもあったという。

被害男性:
ドーナツを25個ぐらいですかね。ハンバーガーを10個、「40分ぐらいで食べろ」みたいな

一方、山本容疑者の老人ホームで働く別の従業員は…

従業員A:
(社長は)優しい感じですね。特に怒られたこともないですし。
(Q.社長が逮捕されたと聞いて?)
マジか、みたいな感じですね

従業員B:
(2人は)普通の従業員と社長の間ではなくて。すごく仲のいい弟分みたいな感じで。いじめとかそういうのじゃない。(社長に)すごく面倒見てもらってた

従業員の中で、被害男性だけを狙って暴力をふるっていたとみられる山本容疑者…。警察の調べに対し「怒って男性を投げたことは覚えているが、エアガンを撃ったことは覚えていない」と供述している。

被害者の男性は「月に休みがほとんどなく賃金の未払いもあった」と訴えていて、伊勢市は男性からの申告を受け、老人ホームの運営状況などを調査している。

※画像は被害者提供

(東海テレビ)