千葉ジェッツと東地区首位争いを繰り広げる川崎ブレイブサンダース(2位)は敵地でサンロッカーズ渋谷(4位)を86-60で下し、前日の敗戦の雪辱を果たした。

「昨日やられたことをやり返す」

昨日やられたことをやり返すという試合だった。昨日の試合で目が覚めて良い集中力で戦えた」と振り返るのは川崎の篠山竜青(33)。

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「一人ひとりがどうやってやり返そうかを考えた」と振り返るのは主将の藤井祐眞(30)。

昨日やられた」というのは相手を上回るボールマンへのプレッシャーとディフェンスだ。

堅守でSR渋谷を上回る

試合は前日に22得点を挙げた渋谷の“絶対的エース”ベンドラメ礼生(28)のスティールからの速攻で始まった。渋谷が前日の勢いそのままに主導権を握るが、川崎は長谷川枝(32)がベンドラメに徹底マークでプレッシャーをかけ続け、自由を許さない。

「昨日の試合パッと見ではお互いに激しいディフェンスが出来ていたが、映像で見返すとうちの方が綻びが多かった。今日はディフェンスの部分でより堅く守れたことが勝因」と篠山。

ディフェンスの強度の点で川崎が渋谷を徐々に上回り始めた。

第2クオーターはベンチスタートの増田啓介(23)が積極的なリングアタックで23対24と1点差に詰め寄ると、相手ゴール下でディフェンスを引き寄せてアウトサイドの篠山にキックアウトパス。逆転3ポイントシュートを演出する。

さらに「昨日は悔しい負け方をした。そこからやり返そうとチーム一丸となって、相手よりもいいディフェンスができて結果につながった」と守備でもスティールするなど躍動。

後半も増田のポストプレー、篠山のアシストから藤井祐眞(30)が3ポイントシュートを沈めるなどスコアを伸ばした川崎。守備でも長谷川がベンドラメにしつこくマークするなど強度を落とさずリードを守り、86-60でタイムアップ。ディフェンスで渋谷に22本のターンオーバーを誘発させ、前日の雪辱を果たした。  

川崎の佐藤賢次ヘッドコーチ(42)も「今日のテーマは昨日やられたことをやり返すことだった。うちはディフェンスのチーム。コートに出た選手全員がプレッシャーをかけて、ディフェンスが終始機能したことが勝因だと思う」と振り返った。

コロナ禍で10試合が中止に…

また、Bリーグでは新型コロナの影響で12試合のうち10試合が中止に。佐藤HCは会見の冒頭で「大変な状況の中で、2試合をしっかりとやらせていただいたことに感謝」と話した。

主将の藤井も「天皇杯準々決勝のアルバルク東京戦がなくなったり、色んなチームの試合がなくなったり、バタバタしていた」とコロナの影響で集中力を持続する難しさを口にした。

SR渋谷60-86川崎
(9日・青山学院記念館・2252人)

記事 332 加藤忍

早稲田大学卒業。フジテレビ入社。スポーツ局すぽると!ロッテ担当、ヤクルト野球中継などを経て現在は報道局兼スポーツ局。