アメリカ政府高官は17日、ロシア軍が国境地帯に集結し、緊迫するウクライナ情勢について、
ロシアが侵攻すれば「高い代償を支払うことになる」と釘を刺した上で、来週中にも具体的な提案をロシア側に伝える考えを示した。

ウクライナ情勢をめぐっては、ロシア軍が国境地帯に軍を集結させ、軍事的な緊張が高まっている。アメリカ政府高官は17日、ロシア軍の集結に「重大な懸念を抱いている」と指摘し、ロシアがウクライナに侵攻すれば「高い代償を支払うことになる」と行動の抑制を求めた。

また、ロシアが軍事侵攻をした場合には、経済制裁などに加え、「過去に検討しなかった措置を
断行する用意がある」とけん制し、来週中にもロシア側との協議で、事態の解決に向けた具体的な提案を行う考えを示した。

また、サリバン大統領補佐官も17日、「軍事侵攻はまだ決断されていない」と述べた上で、「我々には対話の用意がある」として、ロシアとの交渉を続けていく考えを示している。

国際取材部
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