新型コロナウイルスの3回目のワクチン接種について、厚生労働省の専門部会は、15日の会合で、モデルナ製ワクチンを使用することを了承した。近く承認される見通し。接種量については、1~2回目の半分で済むという。
3回目の接種をめぐっては、12月から、医療従事者を対象に始まっていて、すでに承認されているファイザー製ワクチンが使用されている。企業や大学など職場での3回目の接種は、来年3月から始まり、モデルナ製のワクチンが使われる予定だ。
政府は、ファイザー製を接種した人が、3回目の接種では、モデルナ製を接種するケースが多くなるという認識を示していて、モデルナ製ワクチンの活用を呼びかけている。
3回目の接種時期について、厚労省は、2回目からの間隔を「原則8カ月以上」よりも前倒しすることにしているが、職場接種では、接種時期の前倒しをしない方針だ。