東京・お台場にあるスケートボードスクール「RAIZIN SKY GRADEN by H.L.N.A」。平日にもかかわらず、練習に励む20人以上の子供たちの姿があった。

小学5年生:
東京オリンピックを見てかっこいいと思ったから

小学4年生:
とりたい、金メダル

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脱臼や靱帯損傷、けいれんで入院のケースも

新競技として注目された東京オリンピックで、メダルラッシュとなったのをきっかけに人気が高まる中、消費者庁は12月16日、スケートボードによる事故に注意を呼びかけた。

統計を始めた2010年以降、事故の情報は230件寄せられていて、約4分の3が6歳~12歳の小学生の年代。

事故のうち「骨折」が半数近い105件、「頭や顔に何らかのケガをした」のは92件あったという。

実際に、スケートボードができる川崎市内の施設「大師河原スケートボードパーク」で話を聞くと…。

男性A:
肩を脱臼してヒビ入って。レールがあって、手をついた

――松葉杖をついている?

男性B:

足首の靭帯切った。スケボーでやっちゃいました

どんなスポーツにもつきないケガだが、消費者庁によると、ある10代の男性は転んだ際、後頭部を強打。4分程度けいれんの発作を起こし、入院する事態になった。ヘルメットはいつも着用していなかったという。

ヘルメットやプロテクター着用でけが防止を

一方、スケートボードスクールでは…。

インストラクター・小林龍平さん:
ケガがつきもののスポーツなので、スクールに関しては基本的にヘルメット・プロテクター着用義務で行っています

小学生5年生:
難しい技でも、プロテクターがあると転んでもケガがないから、安心してチャレンジできる

都内のスケートボードショップ「HIGHSOX SKATEBOARDS」では、ヘルメットやヒジ・ヒザ・手首のプロテクター3点セットをそれぞれ3000円台から販売している。

消費者庁は、保護具を着用して安全な場所を選ぶよう呼びかけている。

NPO法人 日本スケートパーク協会・河崎覚代表理事:
子供は体の中で頭の比重が非常に重いので、転んだ時に頭を地面に打ち付けてしまう場合が非常に多くて、障害が残る場合がある。小さいお子さんに関しては、特に頭はヘルメットで守ってもらいたい

(「めざましテレビ」12月17日放送分より)