通話内容をAIがテキスト化して解析
NTTは、録音した電話の内容を詐欺電話かどうか、AIが解析して判定するシステムを開発した。
詐欺犯が高齢者などの自宅の固定電話にかけてくると、通話内容を録音してAIがテキスト化。そして通話で使われたキーワードやその組み合わせなどによって、詐欺電話かどうかをAIが解析する。
AIが詐欺電話と判定した場合、あらかじめ登録しておいた家族や知り合いのところに自動的にメールや電話が送られる。家族や知人から警察や本人に連絡がいくことで、特殊詐欺を未然防ぐことができるという仕組みだ。
このサービスを利用できるのはNTTの加入電話回線を利用している人で、ナンバーディスプレイがついている人は無料でアダプターが貸し出されるが、設置費用が8800円かかる。
この記事の画像(3枚)名古屋市内の特殊詐欺は2021年10月末までで393件と、前年同時期比で約2倍に増えている。
千種警察署の生活安全課は「今回のAIのようなシステムを取り入れることも大事。もし詐欺電話にあったら、家族や知人、警察など第三者にまず確認してほしい」と話している。
(東海テレビ)