今日このあと午後1時05分にキックオフを迎えるJリーグYBCルヴァンカップ決勝。

一発勝負となる決勝には、日本代表の経験を持つ大久保、乾、清武を擁するセレッソ大阪と、今季リーグ戦で19試合無失点を記録している堅守の名古屋グランパスが勝ち上がった。

このルヴァンカップは国内サッカーの三大タイトルのひとつで、J1リーグ王者、天皇杯と並ぶビッグタイトルだ。
今年で通算29回目、来年には30回記念大会を控える歴史ある大会。なんと優勝賞金は1億5千万円にものぼる。

その実況席で解説を務める宮本恒靖氏、内田篤人氏に、この対決の注目ポイント聞いた。

「ホコタテ対決がポイント」

宮本恒靖氏
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「セレッソは、この夏に10年ぶりに日本に復帰した乾選手、そして怪我から復帰した清武選手など攻撃のタレントも豊富です」

宮本氏はセレッソの攻撃陣に注目。

そして、「グランパスはイタリア人の監督らしく、しっかり守備を構築してきます。GKのランゲラック選手を中心に、今シーズンのリーグ戦ではここまで19試合が無失点と、堅い試合をして来ます。

カップ戦の決勝はロースコアの展開になることが多いので、グランパスの堅守をセレッソがどう打ち破っていくか、ホコタテ対決がポイントの一つになりそうです」と続けた。

内田篤人氏

さらに宮本氏と一緒にこの試合の解説を務める内田篤人氏にも、決勝のカギを握る選手を聞いた所、2人揃って名前を上げたのが日本代表としてW杯を沸かせた、セレッソ大阪のMF乾貴士だった。

セレッソ注目の乾貴士

10年ぶりに欧州から古巣に復帰 MF乾貴士

「技術は日本トップ。スピードに乗ってサイドで1対1を仕掛けられる。乾にしか出来ないコントロールで局面を変えているシーンを楽しんで欲しい。乾自身優勝すれば、初タイトルなのでモチベーション高いですね」と話した内田氏。

さらに宮本氏も「この夏にセレッソに復帰して、周囲との連携も高まって来ていると思います。
ボールを持つだけで、何かやってくれるのでは?とワクワクさせてくれる選手です」と期待を寄せる。

左:MF清武弘嗣、右:FW大久保嘉人

さらにこのセレッソには大久保、清武ら、日本代表や欧州で豊富なプレー経験を持つ選手が名を連ね、タレント揃い。成長著しい若手も台頭し、加藤陸次樹(24歳)山田寛人(21歳)が準決勝でゴールを奪い、FINALへと駒を進めた。2017年以来2度目の優勝を狙う。

堅守の名古屋はGKランゲラックとMF稲垣

一方の初優勝を狙う名古屋グランパスのカギを握る選手は、やはり守備陣か?

内田氏はこう分析する。

J1歴代連続無失点時間1位 GKランゲラック

「GKランゲラックは絶体絶命のピンチも防ぐことが出来るJリーグNo1のGK。今までの活躍をみても名古屋がここまで勝ち上がれたのは守備の安定があり、彼が最後尾で構えていることがチームの生命線です」

MF稲垣祥

そして宮本氏は「MF稲垣祥選手は攻守において間違いなくキーマンとなり、試合を決められる選手だと思います。豊富な運動量、高い守備力、そしてボール奪取力があり、攻撃ではゴール前のチャンスに顔を出しながら、ミドルシュートも狙える」と高く評価する。

左:FWシュヴィルツォク、右:FW柿谷曜一朗

さらに前線には古巣セレッソとの対決となるFW柿谷、ポーランド人ストライカーのシュヴィルツォクら、1人で試合を決めることができる選手が待ち構える。ルヴァン杯29回目の開催にして初の決勝進出。2010年J1リーグ優勝以来のタイトル獲得を目指す。

ただ予想を覆す展開こそスポーツの醍醐味だ。

今月28日(木)の天皇杯準々決勝で行われた同一カードでは、セレッソ大阪が3-0で名古屋グランパスの堅守を打ち破り完勝。右足のケガから復調したMF清武の、精度の高いコーナーキック(2アシスト)で“前哨戦”を制した。

その結果、天皇杯もベスト4まで勝ち残ったセレッソにとって、今日勝って国内3大タイトルのうち最初の1冠を獲得することの意味は、さらに大きくなっている。

またこの後生中継される決勝戦では、実況席の宮本氏と内田氏の間に「360度カメラ」が設置され、二人の間に座っているかのような視点をVR配信。

2人の解説者の言葉だけでなく、表情・アクションなど、普段の中継では見ることのできない部分までLIVEで体験できるという企画も行われるという。

決勝はこのあと13時05分にキックオフされる。
 

2021JリーグYBCルヴァンカップ決勝
名古屋グランパス×セレッソ大阪
30日(土)午後1時〜(フジテレビ系列生中継)
宮本恒靖&内田篤人がW解説!二人に囲まれて360度カメラによるVR観戦も!
https://www.fujitv.co.jp/sports/soccer/levaincup/index.html