韓国

朝鮮中央テレビで50年のキャリアを誇る李春姫(リ・チュニ)アナウンサー、その意外な姿をカメラが捉えました。北朝鮮が9月に行ったパレードでの様子。金正恩総書記に体を寄せ、耳元でささやくなど、親密ぶりが映し出されたのです。李さんと言えば…

李さん:
「朝鮮民主主義人民共和国の創建73年を祝って…」 
この独特の抑揚と気迫です。 

50年のキャリアを誇る李春姫アナウンサー
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正恩氏の父、金正日総書記に寵愛され、マンションや日本製の高級車をプレゼントされたこともあるといいます。10年前の金総書記の訃報は、涙ながらに伝えていました。78歳となった今も、重大ニュースでは必ず画面に登場…。相次ぐ新型ミサイルの発射実験でも、度々その成功を伝えてきました。彼女を通じ、北朝鮮が何を発信するのか。今後も注目です。

金正恩総書記に体を寄せ、耳元でささやくなど親密ぶりが映し出された李アナウンサー

タイ

タイでは知らない人はいないほど有名なジャーナリスト、実は知る人ぞ知る日本通でした。スティチャイ・ユン氏は、英字紙ネーションなどを発行するメディアグループの創業者のひとりで、かつては人気討論番組のキャスターとしても活躍しました。

スティチャイ・ユン氏:
「(アジアで)中国の影響力が高まるなか、日本がバランスをとってくれることを素直に願っています。日本はもっと積極的にならなければならない。変化を理解しようとしなければならない」

日本の新聞から、長女の名前を「シンブン」さんと名付けるほど、日本に長年関心を持ちよく知るユン氏。中国の台頭を念頭に「日本が果たすべき役割」に期待しています。

タイの日本通のジャーナリスト スティチャイ・ユン氏

中国・上海

新型コロナで封鎖された武漢から情報発信を続け、行方が分からなくなっていたジャーナリストが、1年8カ月ぶりに姿を現しました。

陳秋実氏:「お久しぶりです。久しく動画を作っておらず、随分とカメラの前から遠ざかっていたような気がします」

陳秋実(ちん・しゅうじつ)さんは、2020年に感染拡大で封鎖された武漢に入り、医療現場の混乱ぶりなどをネット上で発信。その後、1年8カ月にわたって所在不明となり、当局に拘束されたのではないかとも言われていました。動画では心身の不調を回復させるためにトレーニングをしていると話しましたが、この間の経緯については口を閉ざしました。

中国政府は10月に企業の報道事業参入規制を改めて周知。民間に対する言論統制は一層強まる気配をみせています。

1年8カ月ぶりに姿を現した陳秋実氏 この間の経緯については口を閉ざした

中国・北京

後ろに見える特徴的な建物は北京のランドマークにもなっている中国中央テレビ=CCTVです。この国営メディアに、大人気の女性記者がいます。コロナ後の学校の再開を中継で伝えるこちらの記者、王氷氷(おう・ひょうひょう)さん。もともと、いち記者として、取材やリポートを担当していましたが、妹のような親しみやすい雰囲気が注目を集め、出番が急増していきます。

女性:「愛してます!」
男性:「僕も愛してる!」

ネットでは「国民の初恋」と評判になり、取材中もアイドル的な人気です。最近ではニュースだけでなく芸能番組の司会も担当するほどで、国営メディアのお堅いイメージを変え、若者にアピールする、特別な存在となっているようです。

取材中もアイドル的存在 笑顔がキュートな王氷氷記者

米国・ニューヨーク

こちらでは、フォックスニュースの「踊る気象予報士」が注目されています。

ニック・コーサーさん:
「おはようございます!ここはテネシー州メンフィスですが、ここのところ、めちゃくちゃ寒いですよね」「そう、だから皆さん、コートを着て!」

ニック・コーサーさんはローカルテレビ局で働いていた際、上司からSNSを積極活用するよう言われ、天気予報とダンスを組み合わせるように。ノリノリの予報で人気を集め、今やフォロワーは200万人以上、日本のカップ麺のCMにも登場するほどです。このほどフォックスの天気チャンネルにも抜擢され、今後もキレのあるステップが見ものです。

天気予報とダンスを組み合わせるノリノリの予報で人気を集めフォロワーは200万人以上のニックさん

米国・ロサンゼルス

全米最大の日系コミュニティーがあるこの場所に、100年以上の歴史を持つ日系の新聞社があります。1903年に創刊した「羅府新報」は、現地の日本人や日系アメリカ人に向けて、日本語と英語の紙面でニュースを伝えています。太平洋戦争では社長が逮捕されるなどして休刊に追い込まれましたが、床下に隠した印刷機材を使って戦後すぐに発行を再開し、日系コミュニティーの再建に貢献してきました。

1903年に創刊された「羅府新報」 真珠湾攻撃直後の紙面

羅府新報 社長・発行人 マイケル駒井さん:
「私たちはコミュニティーを維持するために必要なものを届けるよう努めてきました。これからも日系コミュニティーをつなぎ止める存在でありたいと願っています」

他の日系の新聞が休刊していく中、羅府新報は生き残りをかけてデジタル化や若い世代の取り込みなどを模索しています。

床下に隠していたという印刷機材

米国・ワシントン

こちらホワイトハウスの会見場にはバイデン大統領の一挙手一投足をウォッチする「大統領番」の記者が詰めています。「番記者」の一人、カレンさんは、アメリカの大手テレビ局ABCに所属する、記者歴20年のベテランで、3人の子育てに追われるママの顔も持ちます。

大統領の番記者カレン・トラバーズさん:
「トランプ政権時代は帰りが遅くなったり、ツイッターの書き込みでホワイトハウスに呼び戻されたりとベビーシッターに頼りっきりだったわ。仕事の一番の喜びは、最前列に座って、歴史的に重要な瞬間に立ち会うことができることね」

バイデン政権になってツイッターに振り回されることはなくなりましたが、政策が多岐にわたるため勉強量は増えたといいます。そして実はこの会見場、最初は屋内プールだったのを埋め立てて造られたもので、座席は49席しかありません。この小さな部屋から時に世界を揺るがすビックニュースが飛び出しているのです。

記者歴20年のベテランで、3人の子育てに追われるママでもある大統領番記者カレンさん

イギリス

メーガン妃批判で番組を降板する騒ぎとなった有名テレビ司会者、ピアーズ・モーガン氏。毒舌は今も止まりません。モーガン氏は、メーガン妃がインタビューで自殺も考えたと語ったのに対し、「メーガン妃の言葉は信じられない」と痛烈に批判。テレビ局には5万件を超える苦情が殺到、モーガン氏は番組降板に追い込まれました。

しかし、その後イギリスの放送規制当局がモーガン氏の発言は、「表現の自由の範囲内」と認めたため、形勢が逆転。モーガン氏は「ピノキオ姫の大敗北」と再びメーガン妃に噛みつきました。モーガン氏はアメリカ大手メディアと契約し活動を再開する見通しで、メーガン妃とのバトルが続きそうです。

メーガン妃批判で番組を降板する騒ぎとなった有名テレビ司会者、ピアーズ・モーガン氏

フランス

アフガニスタンでタリバン幹部にインタビューした初の女性キャスターが、避難先から、母国の女性ジャーナリストへの支援を訴えました。

 べへシュタ・アルガンドさん:
「女性ジャーナリストはこのままだと見失われてしまいます。彼女たちを避難させてください」

ベヘシュタ・アルガンドさんは武装勢力タリバンが首都・カブールを掌握した2日後に、タリバン幹部に生番組でインタビューして世界の注目を集めました。タリバン側はイスラム法の範囲で女性の権利を尊重すると主張しましたが、アルガンドさんはタリバンを恐れ出国。避難先の東ヨーロッパで、国際社会に対してアフガニスタンの女性、特に女性ジャーナリストへの支援を訴えています。

タリバン幹部に生番組でインタビューして世界の注目を集めたベヘシュタ・アルガンドさん

モスクワ

プーチン政権の疑惑を告発し続ける女性、反体制派のキャスターとも言える存在に人気が集まっています。

キラ・ヤルミシ報道官:「どうも!キラ・ヤルミシです」

YouTubeなどで活躍するのは、ロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の報道官、キラ・ヤルミシさんです。反体制派の広報役として、政権側のさまざまな疑惑を暴露してきました。

しかし…
「こんばんは!」
違法デモを煽動したとして当局に拘束され8カ月、自宅軟禁されましたが、SNSで政権批判を継続。弾圧を恐れずに発信を続ける姿は、若者を中心に広く支持されています。

ロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の報道官、キラ・ヤルミシさん

アラブ首長国連邦

世界一にこだわるドバイにまたひとつ、新たな「世界一」が加わります。 「アイン・ドバイ」、アラビア語で「ドバイの目」と名付けられた観覧車が10月21日、オープンしました。高さは世界一となる250メートル。1周は38分で、キャビンを貸し切りにして2周すれば、夜景を見ながらディナーも楽しめます。

同じアラブ首長国連邦の首都アブダビと比べると、ドバイは石油資源がぐっと少なく、観光業は経済の主軸。世界一高いビル、世界一深いプールなど、「世界一」を作り続けるのもそのためです。新たに「世界一」リストに加わった観覧車、アイン・ドバイ。開催中のドバイ万博とともに、観光の「目玉」となりそうです。

 「アイン・ドバイ」、アラビア語で「ドバイの目」と名付けられた観覧車の高さは250メートル

【取材:FNN海外特派員取材班】