昨季Bリーグ王者の千葉ジェッツは、ホーム開幕節で秋田ノーザンハピネッツを90-73で下し、連勝を5に伸ばした。
第3クォーターまで秋田にリードを許す苦しい展開となったが、第4クォーターを28-10と逆転。ヒーローインタビューのお立ち台に並んだ新戦力の2人がチームをけん引した。
この記事の画像(4枚)チーム最多となる18得点を挙げオフェンスを引っ張ったのはアメリカ出身でフランス、ベルギー、ハンガリー、ポーランドと欧州リーグを渡り歩いてきたクリストファー・スミス(27)。
62-63と1点リードを許し迎えた勝負の最終クォーターでは、193センチの身長からリリース地点の高い3ポイントシュートを射抜くと、立て続けに豪快なダンクも沈めて逆転に成功する。
「前半はシュートが入らなくて苦戦した。追い上げて勝ててよかった」。
アウトサイドからでもインサイドに斬り込んででもシュートが打てる点取り屋は第4クォーターだけで実に14得点。秋田を突き放す立役者となった。
一方、12得点12リバウンドとダブルダブルの活躍でディフェンスをけん引したのはオートストラリアのクラブチームから移籍した若手ビッグマンのジョン・ムーニー(23)。
206センチの身長を活かし、シュートのこぼれ球を次々と拾ってはセカンドチャンスからの得点につなげていった。
ムーニーは1試合平均が11.0と2ケタを超えるリバウンドに「リバウンドが自分の仕事だと思っている。リバウンドを取ればポゼッション(攻撃)も増えて勝つ傾向にあるので、リバウンドを意識して頑張っている」と自信を持つ。
チームの“トップスコアラー”のスミスと“リバウンド王”のムーニー、2人の新戦力が早くも連覇を狙う新生・千葉ジェッツの屋台骨を支える。
千葉ジェッツ90-73秋田ノーザンハピネッツ
(船橋アリーナ・2257人)