本格的に始まった2021-2022シーズンのフィギュアスケート。

北京オリンピック代表最終選考会となる12月の全日本選手権への予選会として、10月1日から3日にかけて東北・北海道選手権が行われた。

6つの地方大会、そして東・西日本選手権を勝ち抜いた選手たちだけが、年末の全日本の舞台にたどり着くことができる。

東北・北海道選手権で躍動し、東日本選手権への出場権を得た選手たちを特集する。

北海道札幌市で行われた東北・北海道選手権。コロナ禍でスケートリンクの閉鎖もあり、「1週間前までリンクが閉まっていた」「6月からまともに曲をかけてできていない」という選手が多い中でも、結果にとらわれずに「今できることをやりきろう」と前向く姿勢が見られた。

【シニア女子】

シニア女子の表彰式
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シニア女子では、廣谷帆香が優勝し、7人が東日本選手権に進出。

1 廣谷 帆香(岩手大学)141.07
2 宮本 藍里(北海高等学校)109.82
3 三浦 向日葵(宮城FSC)108.62
4 種市 和夏(八戸工大一高)104.95
5 清水 柚梨恵(北海道教育大学)102.64
6 佐藤 妃依(東海大学付属札幌高校)98.49
7 加藤 花怜(北海学園大学)92.25

シニア女子で優勝した廣谷帆香は、コロナ禍によるリンクの閉鎖もあり、練習時間の確保が難しかったという。

また、現在大学3年生でもあり、自分の進路について考えていく中で「フィギュアスケートの立ち位置が自分の中で定まらず、身が入らなかった」ため、今大会のエントリーをギリギリまで悩んだと明かす。しかし、「やっぱり滑りたい」という気持ちがあふれ、締め切り日にエントリーを提出。

シニア女子で優勝した廣谷帆香

今季のプログラムは3回転ルッツ2本を武器に、得意の3回転フリップや3回転ループを外して挑んだ。フリーの冒頭3回転ルッツの成功を「練習でもほぼ決まったことがないので、すごく嬉しかったですし、そのあとの流れにつながった」と振り返る。

大会の大トリをノーミスで締め、貫禄の優勝を手にした廣谷。出場を決めた東日本選手権へは「結果は誰にも分からないので、自分の演技でできることを一つ一つ積み重ねていくだけ」と意気込み、5度目の全日本選手権を狙う。

【シニア男子】

シニア男子の表彰式

シニア男子では、出場した2人全員が東日本選手権への出場を決めた。

1 坪井 聖弥(北洋大学)126.69
2 田村 亮太(宮城鶴ヶ谷FSC)94.79

シニア男子で優勝した坪井聖弥

シニア男子で優勝した坪井聖弥のショートは、昨シーズンからの継続ということもあり、「だいぶ滑り込めている」と手ごたえを感じていた。フリーでは「滑りもステップもいまいちな部分がいっぱいある」と反省点を挙げながらも、「タンゴが踊り的には好きでピッタリな曲」と話し、自身の持ち味を存分に発揮し、パワフルな演技を披露した。

坪井もコロナ禍によるリンクの閉鎖ため「試合の1週間前ぐらいにやっと滑れるようになって、1週間で詰め込んで頑張って練習した」と明かすように、練習時間の確保が難しかったと振り返った。

【ジュニア男子・女子】

ジュニア男子の表彰式

13~19歳までの選手が出場するジュニアクラス。男子が4人、女子は10人が東日本ジュニア選手権への出場を決めた。

ジュニア男子
1 岡本 和彩(アイビスSC)134.70
2 本田 大翔(仙台泉F.S.C.)128.48
3 尾形 広由 (仙台FSC)105.84
4 金子 陽哉(新潟FCKZ)104.14

ジュニア男子で優勝した岡本和彩

ジュニア1年目で優勝した岡本和彩。大人っぽく仕上げた今季のフリーの「See You Again」では「雨音などを思い浮かべながら」踊っているという。

ジュニア女子の表彰式

ジュニア女子
1 千葉 百音(東北高校)147.57
2 聖前 埜乃華(八戸工大一高)111.80
3 長岡 柚奈(藤女子)109.08
4 伊藤 領那(新潟FC)106.27
5 中川 涼(仙台FSC)105.56
6 長澤 朋花(盛岡FSC)104.69
7 森本 美羽(東北高校)104.29
8 伊吹 有紗(札幌第一高校)104.25
9 鈴木 杏梨(三沢GOLD F・S・C)100.56
10 嶺岸 優那(宮城FSC)100.30

ジュニア女子で優勝した千葉百音

優勝した千葉百音は、ショートの振付を務める元フィギュアスケーター・鈴木明子さんの影響を大きく受け、「アームスの動きをマネしたい」と話した。フリーの振付は振付師の宮本賢二さんが担当し、千葉のイメージに合う新プログラムが仕上がった。今大会では、試合に挑むための心の調整は満足しながらも、スタミナ不足は今後の課題だとした。

【ノービスAB男子・女子】

11~13歳が参加するノービスAクラスと、9~11歳が参加するBクラスでは、この関東選手権を通過すると、全日本ノービスに挑むことになる。

10月の全日本ノービスへの出場が決まったのは以下の選手たち。

ノービスA男子
1 武田 結仁(アイビスSC)80.69
2 小山 蒼斗(仙台泉F.S.C.)71.04
3 金子 ヒロ(新潟FCKZ)64.82
4 山口 陽依(盛岡FSC)58.73
5 堀野 伊織(八戸FSC)57.59

ノービスA女子
1 岩本 愛子(白鳥FSC)70.86
2 岩﨑 日香(帯広FSC)67.11
3 在津 咲幸(釧路銀盤FSC)65.65
4 宮本 琉花(白鳥T・FSC)62.64
5 小田 佳名美(アイビスSC)61.08

ノービスB男子
1 松本 悠輝(帯広FSC)63.43
2 道免 優斗(ROYCE'F・S・C)57.70
3 河本 英士(仙台FSC)57.25
4 渡邉 柊吾(新潟FCKZ)50.15
5 阿部 快斗(八戸FSC)46.28

ノービスB女子
1 浅利 羚聖(白鳥FSC)51.65
2 横内 杏花(北海道FOREST.F.S.C)50.01
3 佐々木 望凪(帯広FSC)48.70
4 花等 貴咲乃(仙台泉F.S.C.)47.89