東京オリンピックのメダリストたちがコストコで爆買い。自身のフィールドでも見せない素顔を垣間見せた。

10月3日放送の「ジャンクSPORTS」(フジテレビ系)の3時間SPでは、柔道できょうだいそろって金メダルを獲得した阿部一二三選手と詩選手、髙藤直寿選手が「コストコ詰め放題」に登場。他、東京オリンピックのメダリストがオリンピックに出てみて感じたことを紹介。さらに、野球女子軍団対チーム新庄の野球対決も放送された。

ソーダストリームはアスリートに欠かせない?

阿部詩選手
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柔道女子52キロ級の金メダリスト・阿部詩選手、柔道男子66キロ級の金メダリスト・阿部一二三選手。オリンピック史上初のきょうだい同日金メダルを獲得し、日本中に感動を与えてくれた。

東京オリンピック直後の生放送に出演した一二三選手と詩選手。偶然にも生出演した日が一二三選手の誕生日だったため、MC・浜田雅功さんにプレゼントをおねだり。7月に誕生日だった詩選手も一緒に買い物ロケが決定した。

「コストコ詰め放題」にはアンタッチャブル・柴田英嗣さんも同行。「どんどん行きましょう!」と柴田さんは背中を押す。

早速店内で一二三選手が手にしたのは、過去にもさまざまなアスリートがこの企画で購入したソーダストリーム。一二三選手が手にすると、浜田さんは「出た!絶対買う、アスリート。なんでやねん」とツッコむ。

「減量があるのでお腹も膨れるし、気も紛れる」と話す一二三選手に、浜田さんらは「なんで持ってなかったの?」と不思議に思う。すると「いつも浜田さんに買ってもらったやつで炭酸飲んでいると思いたい」と一二三選手はアピール。

一方、詩選手は「減量ないんで」と興味を示さず、浜田さんも「ええ子!」と褒めていた数秒後、「やっぱり…」とソーダストリームを手にする詩選手に浜田さんらは驚く。

続いて、柴田さんがフレッシュジュースを作れる「スロージューサー」をオススメすると、一二三選手は「これ欲しかった!」と喜ぶ。詩選手も「これ欲しい」となぜか耳打ちで浜田さんにねだる。

2人ともスムージーは普段から作って飲んでいるようだが、浜田さんが一二三選手に「本当に作ってるの?」と疑うと、「これで(スムージーを)作って次を目指さないと…」と次の五輪への糧になることを示すと、浜田さんも「それ言われると買わないと…」と苦笑した。

ゲン担ぎについて一二三選手は「パンツ」にこだわっているようで、勝負時は「赤いパンツ」を着用しているという。小学生の時に母親から闘志が湧くと聞いてから、勝負の日には必ず履くという必須アイテムだ。

一方の詩選手のゲン担ぎは「バナナの靴下」。「たまたま日本一になったときに履いていたため」勝負時に着用しているという。

「反則勝ち」じゃなくて「作戦通り」

途中参加で登場したのは、柔道男子60キロ級の金メダリスト・髙藤直寿選手。「僕は普段もこうなので」と、なぜか柔道着で参加。

家族で使えるモノを買いたいと、「買い物リスト」を作ってくるほど気合十分。

早速、近くにあったハリボーに目をとめた髙藤選手は100袋入りのハリボーをおねだり。一二三選手が「よく食べている」と後押しすると、浜田さんも箱ごと買うことを勧める。すると、髙藤選手は「金メダル獲ってよかった」と笑顔に。

金メダルを獲って変わったことを髙藤選手は「普段から金メダリストとしていなければいけないという心構えができた」と変化を語る。「だらしない人間だったんですけど、犬の散歩も寝間着で行っていたのが、普段着で行くようになった」と話した。

しかし、SNSで納得いかないことがあるという髙藤選手。「勝った後にすぐSNSを見たんですけど、トレンドで『反則勝ち』ってあって、普通は『金メダル』とか『第一号』とかじゃないですか。反則勝ちってどうなんですか?」となぜか、浜田さんに問いかける。

延長の末、相手から指導3を奪い、泥臭くも見事に粘り勝ちを見せた髙藤選手。リオオリンピックから5年、派手な柔道を封印し、安定感を重視してきたからこその結果だったのだ。

「反則勝ちじゃないんでしょ?」と浜田さんはフォローするが、「相手の反則勝ちによる勝ちです」と髙藤選手が解説。「じゃあ、反則勝ちじゃん」と浜田さんが返すと「作戦通り、練習の成果なんです」と髙藤選手は訴えた。

その激闘ぶりを一二三選手は「髙藤先輩らしい」と称える。ただ、次の日が阿部きょうだいであったことから、髙藤選手は「僕が薄れてしまうんです」と嘆いていた。

爆買い後に阿部きょうだいから“おねだり”

阿部一二三選手

食品コーナーでは髙藤選手がディナーロールやお肉などを爆買い。特に「アメリカチルドビーフ タン」が欲しかったという。「妻と話し合って、『俺がねだってくるよ』」と約束し、ロケへ来たという。

家族内で地位が最下位だという髙藤選手を気遣い、浜田さんも「『忘れた』『買ってない』とかで家に帰ったら大変でしょ」と言うと、「帰れないです。自分で買って帰ります」と悲しい目をする。

それでも髙藤選手は妻の存在を「子どもを見てもらっているおかげで、僕が練習できるので。金メダルを獲れたのも妻のおかげです」と感謝した。

そんな話をしながらも「減量の幅が広くて、今は食べられる」と、食べ物をどんどんカートへ入れていく髙藤選手。

「これいいですか?」と逐一浜田さんに尋ねるため、浜田さんは「もういちいち言わなくていい」とサービス精神旺盛になる。その言葉を聞いた柴田さんは「メダリスト、夢広がるよな。メダルだけじゃないもん、ついてくものが」とうらやましがる。

一二三選手は18品9万8995円、詩選手は19品11万5716円、髙藤選手は21品5万2650円の合計26万7361円の爆買いが終了。

「いろいろ買ってもらって、すごいうれしいんですけど、一つ約束していたものが」と切り出す一二三選手。

それは生放送に出演した際、プレゼントについて一二三選手は「電動自転車」、詩選手は「ソファ」と具体的な商品を提示していた2人。コストコとは別に「欲しい」と浜田さんにおねだり。

悩んだあげく、浜田さんはある交換条件を提示。「3年後に向かって頑張る2人が練習に励む姿を番組のカメラで撮らせて欲しい」と約束し、2人が欲しいものをプレゼントすることになった。

ゲッツーは「正直、ちゃんと見てなくて」

東京オリンピックのメダリストがスタジオに登壇。オリンピックに出てみて感じたことを告白した。

東京オリンピックで13年越しの連覇を果たしたソフトボール。エース・上野由岐子選手、キャプテンの山田恵里選手、藤田倭選手がスタジオに登場。

上野選手はオリンピックに出たことで「電動歯ブラシとメガネをタダでもらえた」と喜ぶ。

その理由を「医療センターが充実していて、外科・内科・整形とか入っていて選手は無償で治療してもらえる。私は違うところで診察してもらっていたんですけど、看護師さんから『歯科に行ったら電動歯ブラシもらえるとか、眼科に行ったらメガネ作ってもらえる』という話をされていて、海外の選手がすごく殺到していた」と話す。

しかし、ソフトボールでは感動的な名シーンはたくさんあった。

ゲスト・柴田さんは「ゲッツ―とか感動しなかったんですか?」と問うと、上野選手は「正直、ちゃんと見てなくて。交代して『仕事終わった』って。気づいたらゲッツーで、山本選手が手に(球が)当たって痛いって帰ってくるところはしっかり見ました!」と主張すると、浜田さんも「プレーを見てあげて!」とツッコんだ。

山田選手も金メダルが決まった瞬間は、「最後はキャッチャーフライかよ」と思っていたそう。「私は外野でセンターなんですけど、インコースの浅いファールフライだと外野から走っても歓喜の輪に間に合わない。号外にも映れなかった」と嘆く。

藤田選手も「ボーっとしていた」といい、浜田さんも呆れる。「謎のサイドステップで輪に入り遅れちゃって」と話し、実際の映像でも、たしかに藤田選手が謎のステップで歓喜の輪に入ろうとしていた映像が残されていた。

上野選手がイタリア戦で忘れ物?

そんな山田選手も藤田選手は、大会期間中に「夏は終わった」とかなり落ち込んだという。

イタリア戦で先発のスタメンだったが、2人ともベンチに下げられた瞬間に「私たちの夏は終わった」と話していたそう。

「早くない?」と苦笑する浜田さんに、藤田選手は「終わってない、終わっていない」と口にしていたものの、「内心は『終わったな』と思っていた」と明かした。

こうした2人のやりとりについて上野選手に尋ねると、「イタリア戦は個人的にいろいろあって、それどころじゃなかった」と告白。浜田さんが詳細を尋ねると、「『上野は休んでいい』と言われて、登板予定じゃなかったので、忘れ物をしていて…」と話し、「何を忘れたの?」と聞くと、まさかの「グローブ」。

思わず浜田さんも「絶対ないとあかんやん!」とツッコむと上野選手は「2人は落ち込んでいたかもしれないですけど、『今日は投げられないから、早く点取って』と思っていた」と当時の心境を明かし、浜田さんは「よう勝てたな…」と金メダル獲得の舞台裏で繰り広げられていた悲喜こもごもに驚いていた。

レース中にライバル選手から文句!?

自転車競技トラックレース、女子オムニアム銀メダリストの梶原悠未選手。

約3時間で距離もルールも全く異なる4つのレースを行い、その合計ポイントで争う、まさに自転車の総合格闘技。

梶原選手は1レース目スクラッチから体がぶつかり合うほどの超接近戦となり、7人もの選手が落車。この大事故に巻き込まれず上位に食い込み、3レースを終えた時点で総合ポイントは2位。念願のメダル目前かと思われたが、ポイントのレースで接触し、まさかの落車。

すぐに立ち上がったものの、ユニフォームの太もも部分が破れ、少しふらついていたが、体勢を立て直しレースに復帰。無事完走し、2ポイントを確保すると、総合ポイント2位を死守し、自転車女子日本初の銀メダルを獲得した。

落車の瞬間を「骨折、脱臼をしていたら戻れなかったんですけど、5周以内なら戻れるルール。幸い手と肘と太ももの擦過傷と脳震盪で済んだので」とけろっとする梶原選手に、浜田さんは「幸いちゃうやん!」と苦笑する。

さらにレースに復帰するとオランダの選手から文句を言われたようで、梶原選手は「(オランダの選手が)1着か2着だったら銀メダルを逆転されると把握していたので、『譲れません』と無視して走りました」と明かす。

レース終了後には落車させたことの謝罪はあったというが、「腹立つ!」と怒りが収まらない浜田さんに、梶原選手は「自転車降りたら恨みっこなしです!」と笑顔を見せた。

そんな梶原選手の困りごとは「ユニフォームがパツパツで1人じゃ着られない」こと。実際に着用しているウエアを見ると、想像以上に小さい。

「空気抵抗が最も大きい競技なのでウエアのしわ1つで0.1秒タイムが変わる。作るときは裸で自転車に乗って、体の周りを3Dスキャンで撮影して特注で作ってもらっています」と話し、ウエアを着る際は「パンツも履かずにそのまま履いて、下は自分で上は男性スタッフも含めた3人がかりで20分かけて着ている」と明かした。

須﨑優衣の「けん玉」の腕前は

レスリング女子50キロ級で金メダルを獲得した須﨑優衣選手。オリンピック史に残る完全勝利で金メダルに輝いた。

現役大学生として初出場した東京オリンピックは、初戦から順調に勝ち上がる。1ポイントも取られることなく決勝へ進出し、格上の選手が相手でもガッチリと足を抱え込んでわずか1分36秒で10ポイントを奪った。

オリンピックの舞台で全試合無失点でのテクニカルフォール勝ちは、吉田沙保里さんや4連覇の伊調馨さんも成しえなかった偉業だ。

須﨑選手は「あの技が得意で1回決めたら絶対これで決めてやろう」と思っていたと振り返る。

しかし、「朝起きたら枕に髪の毛がすごい落ちてて、それが毎朝続いて、起きるたびに怖かった」と、初めてのオリンピックや旗手を任されたことなど、抜け毛が酷くなるほどプレッシャーを感じていたと明かす。

レスリング経験者の姉・麻衣さんに、そんな妹の素顔やこだわりを聞くと「小さい頃から1にこだわっていて、ピースも妹だけ1ってやっていたり、けん玉も得意でちゃんと刺すまで終わらない。オリンピックでもけん玉が刺さるまで試合に行かなかった。ゲン担ぎの一つ」と話した。

スタジオでは須﨑選手にけん玉の腕前を見せてもらおうとするが、「入るまで5分くらいかかる」ようで、浜田さんはその実力を疑う。

永島優美アナが「1回で成功したら欲しいと言っていたお掃除ロボットをプレゼントするのはどうでしょう」と提案すると、浜田さんは「5分かかるんでしょ」とチャレンジをしぶる。

さらに、柴田さんが「1が好きなら10回で」と無茶な提案をし、なぜか10回以内に決めたら欲しいものをプレゼントするという甘いルールに。その結果、6回目で見事成功し、お掃除ロボットを手にした。

オリンピックの控室に感激!

今大会の新競技、スポーツクライミング女子複合で銅メダルを獲得した野口啓代さん。

「東京オリンピックで競技人生として最後の大会にしたい」と決意を固めて臨んだ大舞台で、出場選手最年長の32歳ながら、総合順位3位となり見事銅メダルに輝いた。

決勝の最初の種目スピードで、共に日本クライミング界をけん引してきた後輩・野中生萌選手と対戦。

浜田さんが「日本人対決はやりにくかった?」と問うと、「オリンピックが最後の試合だったので、どちらかというと最後のレースで生萌とできてうれしかった」と話す野口選手。

そんな野口選手にとって「オリンピックに出たらすごかった!」は、選手控室がコンビニみたいでテンション爆上がりしたこと。

「普段のW杯は控室にバナナやコーヒーくらいしかないんですけど、オリンピックの控室はすごくて。ケーキ、サラダ、食事とかなんでもあって取り放題で、めちゃくちゃ楽しくて。私はずっと甘いものとかケーキを我慢していたんですけど、オリンピック前にテンション上がってみんなでケーキ食べちゃった」

ボクシング・田中亮明、普段は学校の先生

ボクシング男子フライ級の銅メダリスト、田中亮明選手。男子フライ級で日本人が61年ぶりにメダルを獲得した。

しかし、喜びの表情もなく倒れ込んだ田中選手。極限まで戦い抜いたため、試合終了後には医務室へと運び込まれた。

「勝利コールの時に格好つけてガッツボーズしてやろうと思っていたんですけど、気が付いたら車いす乗っていました。もう酸欠で、リング降りた瞬間に吐いちゃって、歩けなくて」と当時を振り返る。

その話を聞いたボクシングの元世界3階級制覇王者・長谷川穂積さんは「ボクシング界で酸欠で運ばれた人は、知っている限りいないです。トレーニングでどれだけ追い込んだら酸欠になるか分かっている。試合で出し切るというのが逆にすごい」と田中選手の戦いぶりを讃えた。

そんな田中選手は、普段は出身校でもある岐阜県・中京高校で公民の教師として働いている。

ボクシング部の監督も務め、部員いわく「練習の時以外はめちゃくちゃ優しくて、ONとOFFの切り替えが変わる感じがカッコいいです」と人気だ。

さらに同僚の教師からは、田中選手が夜間に歩いていたら、「目の前の女の人をつけていたんじゃないか」ということで職質されたというエピソードを暴露される。

浜田さんがその話の真意を問うと、「本当です。でも嫁なんです。デートしてて、前に奥さんが歩いてて、そしたら急に警察が入り込んできて『来てください』って。(一定の距離保っていたのは)ちょっとケンカしてて…」と話した。

時にはケンカもするが、長谷川さん曰く、「田中選手は奥さんにゾッコン」と明かされ、田中選手は照れ笑いを浮かべた。

3年後に控えるパリオリンピック。東京オリンピックでメダルを手にしたアスリートたちが、どんな成長を遂げ、活躍するか期待したい。
 

(『ジャンクSPORTS』毎週日曜日夜7:00~8:00放送)