FNNは、9月18・19日の両日、全国の有権者を対象に電話世論調査(固定電話+携帯電話・RDD方式)を実施し、1116人から回答を得た。

調査では自民党総裁選などについて質問し、新しい総裁にふさわしい人として、河野太郎氏と答えた人が半数を超えた。

河野氏が新総裁にふさわしい 52%

菅首相の後任を選ぶ自民党の総裁選挙に候補した4人のうち、誰が新総裁にふさわしいかを聞いた結果、河野太郎規制改革相が52.6%となり、他の3人を大きくリードした。

岸田文雄前政調会長は15.2%、高市早苗前総務相は11.6%、野田聖子幹事長代行は6.4%だった。

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政党別支持率で自民党を支持すると答えた人は43.5%だった。

自民支持と答えた人の中で、河野氏が自民党総裁にふさわしいと答えた人は55.8%だった。

岸田氏は17・9%、高市氏は16・4%、野田氏は2.9%。自民支持層の中で、河野氏支持が広がっていることがうかがえる。

また、年代別で見ても、若年層から高齢者まで、いずれの年代でも、河野氏が新総裁にふさわしいと答えた人が半数前後を占め、最も多かった。

新首相に求める資質と政策は?

自民党の新総裁は首相に就任することになる。調査では新首相に求める資質を聞いた。

リーダーシップ 35.4%
政策    20.2%
国際感覚 8.5%
説明能力 19.5%
実績    9.1%
人柄   5.9%

その結果、「リーダーシップ」が、「政策」や「説明能力」を抜いて最も多かった。

そして、リーダーシップと答えた人の中では、河野氏を支持する人が61.3%で、6割を超えた。岸田氏は16.2%、高市氏は9.3%、野田氏は3.8%だった。

また、新首相に期待する政策を2つ選んでもらった

新型コロナウイルス対策 59.2%
景気や雇用      40.2%
年金・医療・介護   27.8%
子育て支援・教育   19.3%
外交・安全保障    18.1%
行政改革・財政再建  15.2%
環境・エネルギー政策  7.0%
憲法改正        5.8%

「新型コロナウイルス対策」が最も多く、「景気や雇用」、「年金・医療・介護」と続いた。

菅首相の退陣表明は妥当78%

菅首相は、自民党の総裁選に立候補しないとして退陣を表明した。この判断を妥当だと思う人は78.9%、妥当だと思わない人は15.8%だった。

また、菅内閣を支持すると答えた人は、前月より10・2ポイント増えて42.3%。支持しないと答えた人は52.2%だった。

一方、政府の新型コロナウイルス対策を評価する人は42.5%に増え(前月比19.8ポイント増)、評価しない人は48.7%に減った(前月比21.7ポイント減)。

政府のワクチン接種が順調に進んでいると答えた人は55.3%(前月比26ポイント増)。順調に進んでいないと答えた人は41.3%(前月比26.2ポイント減)だった。

政府が検討しているワクチン接種証明などによる行動制限の緩和については、賛成58.8%、反対35.7%だった。

党員票は河野氏が優位?総裁選の勝者は?

河野氏は20日、東京・あきるの市で記者団に対し、FNN世論調査で52%の支持を得たことについて、「総裁選挙ではあるが、国民の皆様の幅広い支持をいただいて、勝ち抜いていきたい」と語った。

世論調査では、新総裁就任を期待する人が半数を超える河野氏。実際の投票ではどうなるのだろうか。

総裁選は、国会議員票382票と、全国の党員・党友による投票382票合計764票によって争われる。

党員票で、河野氏が世論調査のように半数前後を取ったとしても、国会議員票は、4氏の混戦状況だ。

党員票と国会議員票の両方を合計して過半数を取れない場合、上位2人による決選投票となる。現時点で決選投票になる可能性は十分にある。

決選投票となった場合は、国会議員票382票と、47都道府県連に1票ずつの地方票47票合計429票で争う。

国会議員票の比重が大きく増えるため、たとえ河野氏が党員票を伸ばしても必ずしも優位に立つとは言えない。

総裁選の結果は予断を許さない状況で、今後、各陣営は、決選投票をにらんだ激しい攻防を繰り広げることになる。

(フジテレビ報道局政治部 編集委員 三嶋唯久)