「朝、起きられない」子供の変化に注意
夏休みが明け、新学期の「憂鬱だな」という気持ち。そんな子供たちの気持ちに寄り添ってくれる相談窓口がある。
その1つが、宮崎県の「24時間子供SOSダイヤル」。いじめなどの悩みを子供が相談できる先として、2017年から24時間体制で対応している。
県教育委員会 人権同和教育課・墓本晃一さん：
子供たちの様々な悩みに対応するための窓口として、24時間子供SOSダイヤルを開設しています。24時間365日、無料で対応することが可能です
SOSダイヤルは、匿名でも相談ができるのが特徴。心理の専門家が中心となって相談にあたり、助言や専門機関へつなぐなどのサポートを行っている。
県教育委員会 人権同和教育課・墓本晃一さん：
SOSダイヤルでは、子供やその保護者などから、友人関係や家族、学業に関することなど、様々な悩みが寄せられています
子供たちのSOSは、朝起きられない、睡眠のリズムが崩れている、食欲がない、元気がないなど、様々な場面で気づくことができるという。
県教育委員会 人権同和教育課・墓本晃一さん：
子供たちの中には、言葉ではなかなか悩みを打ち明けられないこともあるようです。様子がいつもと違うなというサインを早めにキャッチして、話をじっくり聞いてあげることが大切です
LINE相談も開始 誰かに相談を
では、家庭で子供の憂鬱そうなサインに気づいた場合、どのようにすればよいのか。
県教育委員会 人権同和教育課・墓本晃一さん：
無理に聞かずに、子供が自分から話すことをじっくり聞くことが大切です。また、言葉で言えないときは、紙に書いてもらうこともいいと思います。1人で悩まず、スクールカウンセラーや専門家、24時間子供SOSダイヤルでも相談をお受けしています
また、8月18日から宮崎県内すべての小学校、中学校、高校、特別支援学校に通う学生が使える「LINE相談」も始まった。
県教育委員会 人権同和教育課・墓本晃一さん：
学校で配布された「宮崎県こどもSNS相談カード」のQRコードをスマートフォン等で読み込み、友だち登録を行ってください。憂鬱だな、なんかいつもと違うなと感じたら、まずは相談してみてください
誰かに聞いてもらうことで、少し心が軽くなるかもしれない。
24時間子供SOSダイヤルは「0120-0-78310」で24時間365日対応している。LINE相談は、学校から配布されたSNS相談カードを確認してほしい。
（テレビ宮崎）
