熊本・阿蘇市でブランド牛乳を生産している阿部牧場。
アフターコロナを見据えた新たな挑戦として、観光施設「はな阿蘇美」の経営を引き継ぎ、7月に初めてとなる直営店をオープンした。

コンクールで”三ツ星”獲得した牛乳

阿部牧場・阿部寛樹社長:
本当に阿蘇の全てがぎゅっと詰まったような、そんなミルクだと思います

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約700頭の乳牛を飼育している、阿蘇市の阿部牧場。
自社で栽培した牧草や湧き水など、阿蘇の恵みをたっぷりと食べた牛からは、独特の風味と甘みのあるお乳が出るという。

阿部牧場・阿部寛樹社長:
牛のおっぱいから直接飲んでいるくらい新鮮

搾られたお乳は、すぐに牧場内のプラントで低温殺菌し、瓶に詰める。こうして作られる阿部牧場の牛乳「ASO MILK」は、2013年に国際味覚審査機構のコンクールで、牛乳としては日本で初めて最高峰の三ツ星を受賞した。

5年前の熊本地震では、断水などにより一時 牛乳の生産ができない状態となったが、自力で復旧作業を進め、生産を再開。被災した阿蘇地域の復興を引っ張ってきた。

直営店オープンで阿蘇市を盛り上げる

地震から5年。阿蘇地域では、JR豊肥線の全線再開や新阿蘇大橋の開通など復興が進む一方で、新型コロナウイルスが観光業に暗い影を落としている。

阿部牧場は、コロナ禍で休業していた阿蘇市の観光施設「はな阿蘇美」の経営を引き継ぎ、2021年7月に初の直営店「ASO MILK FACTORY」をオープンした。

阿部牧場・阿部寛樹社長:
コロナの影響で、この施設が使われなくなっていく姿を地元民として見ていたので、もう一度、生まれ変わらせたいという思いで

施設では阿部牧場の自社製品だけでなく、地元の若手農家が育てた農作物や加工品なども販売。

また、カフェでは「ASOMILK」を使ったバウムクーヘンにソフトクリームを載せたスイーツも提供している。

バウムソフトを食べた女の子:
食べたくなって頼みました。下のバウムクーヘンが少し硬めで上のソフトクリームが甘くておいしいです

ASO MILK使った数々の商品販売

「ASO MILK」の商品は、お取り寄せして自宅で楽しむこともできる。
ASO MILKの「飲むヨーグルト」も三ツ星を獲得している。

仲野香穂リポーター:
のど越しはすっきり、さっぱりとしていますが、後からコクのある甘さが感じられておいしいです

長く低温で発酵させるオリジナルの製法で、まろやかなコクを生み出す。続いてはアイスクリーム。

仲野香穂リポーター:
ASOMILKの甘さがギュッと詰まっています。冷凍庫から出して少し溶かした方がまろやかさが増すかもしれません

牛乳本来の味を楽しめるミルク味のほかに、阿蘇の素材を使ったイチゴ味など全部で4種類がセットになっている。

阿部牧場・阿部寛樹社長:
いつかコロナが収まったら、阿蘇に行きたいと思っている方がたくさんいらっしゃると思うので、厳しい時期ではあると思うんですけど、今挑戦をして、来年・再来年に向けてという思いでいます

2021年秋には、出来たてのチーズを量り売りするチーズ工房もオープンする予定で、阿部牧場の挑戦はまだまだ続く。

(テレビ熊本)