和梨カクテルの隠し味は?

ホテルニューオータニ東京の自慢のカクテルは、地球への優しさが隠し味になっていた。

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秋の味覚の「和梨」をたっぷりと入れ、自家製のハーブティーなどで香り付けされた、梨のノンアルコールカクテル。
ホテルニューオータニで9月から提供が始まった。

すりつぶした梨の食感と風味が口の中に広がる濃厚ながら上品な味わいの「Re.Pear」は11月30日までの期間限定販売。

味へのこだわりはもちろん、食品廃棄物削減の取り組みにも繋がっている。

循環型リサイクルシステムを構築

ホテルニューオータニには、37のレストランと33の宴会場があり、料理の食べ残しなど1日に約5トンの食品廃棄物が生じている。

この問題を解決するために約20年前から導入しているのが、巨大なコンポストプラント。
本来捨てられるはずの食材はこの設備に投入されることで、約4週間かけて肥料へと生まれ変わる。

プラントから生成された肥料は契約農家に販売。
肥料をもとに育てられた野菜や米などの農作物をホテルで買い取る循環型のリサイクルシステムを構築している。

バーカプリ マネージャー・吉田宏樹さん:
昨今のSDGsの話題の盛り上がりなどを受け、今回カクテルなどの商品にしてみようと思いました。

カクテルに使用されている梨もプラントで生成された肥料で育てられたもの。
今後は、ほうれん草を題材にカクテル、もしくはノンアルコールカクテルを考案していく予定だという。

バーカプリ マネージャー・吉田宏樹さん:
自然に配慮しながら、これからもサステイナブルなホテルライフをつくっていきたいと思います。

(「Live News α」9月1日放送分)