沖縄・南城市にある、鮮やかなデザインが目を惹く自動販売機。
実は、国内では初めて「車エビ」を販売しているとSNSなどで話題になっている。
豊かな海で育てた車エビ…天然物にも引けとらないおいしさ
板馬養殖センター・垣奈菜さん：
タッチパネルになっているんですけど、こっちを押すとこんな形で冷凍の車エビが出るようになっていますね
プランクトンが豊富な海で育てた車エビは、天然物にも引けを取らないと自信を覗かせる。
板馬養殖センター・新垣奈菜さん：
うちの海老は江戸前の天然車海老に近いと言われてまして、あの赤褐色の美しい見た目が特徴なんですけど、味も本当にかなり美味しくて、車エビ通のリピーターが凄く多いですね
新型コロナ感染拡大が新たな販売戦略を生み出した
ユニークな取り組みのきっかけは、新型コロナウイルスの流行だった。
取り引きのあった飲食店が休業に追い込まれ、売り上げが伸び悩むなか、気軽に買える方法はないかと考え、自動販売機のメーカーにアイディアを持ち込んだ。
板馬養殖センター・新垣奈菜さん:
ご時世的にコロナの影響で、ちょっと室内で蜜になるよりは、外で蜜にならないところで非接触型の決済みたいなの入れらればいいなっていうのを考えました
カラフルなデザインは新垣さん自身が手掛けたもので、SNSで話題となるなど販売戦略が功を奏する。
板馬養殖センター・新垣奈菜さん:
最初にバズろうと決めて、どんな風なデザインにしようかなって考えて…カラフルなやつが写真映えするんじゃないかなっていうので、カラフルな海老と南城市がハート型をしてるんですね。だから南城市のハートをちょっと入れてみたりしました
連日多くの人が訪れ、毎日完売するほど売れ行きは好調だ。
常連客:
アイディアが凄いと思いました。私たちここでよく買うんですけど、皮ごと全部食べれるんですね、甘くて美味しいですよ
SNSをみて訪れたユーチューバー：
めっちゃ面白いなと思いました。なかなか買えないじゃないですか、車海老とかって。自販機があったら買ってみようと思うじゃないですか
ユニークな自動販売機には、コロナ禍でも自慢の特産品を多くの人に食べてほしいという思いが込められている。
（沖縄テレビ）
