「今までいなかったタイプの日本人サウスポー」上野投手が称賛する重いボール

東京オリンピック、女子ソフトボール日本代表の最年少は、トヨタ自動車で活躍する後藤希友投手(20)だ。

速くて重いストレートを武器に相手を翻弄する20歳の後藤選手は、試合前にNiziUやBTSのミュージックビデオを見て自らを鼓舞し、気持ちを全面にバッターに向かう。

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名古屋市出身の後藤選手は、東海学園高校時代から頭角を現し、将来日本のエースになると期待されている。後藤選手の武器は「速球」。日本リーグの茅ケ崎大会では115キロを出した。

後藤希友選手:
真っ直ぐのスピードはすごく大事になってくると思いますし、いつもスピードを上げたいって思いながら投げている

東京五輪の代表は15人。その中で投手はベテランの上野由岐子選手(39)をはじめ、わずか3人という狭き門だ。チーム最年少でもある後藤選手は、先輩から学ぶことが多いという。

後藤希友選手:
ストイックさがなければ今の上野さんはないと思いますし…。あそこまで自分に厳しく取り組んでくることの大事さをすごく学びました

上野選手は、後藤選手の印象を次のように話す。

上野由岐子​選手:
(後藤選手は)力のある重いボールを投げられるので、今までの日本人サウスポーにはなかったタイプ

ソフトボール界のレジェンドも、将来日本を背負ってほしいと期待している。

元気の良さは誰にも負けない 代表チームで求められる自身の役割

最年少で代表に選出された後藤選手。代表チームに帯同するにあたり、自身の役割は「元気の良さ」と話す。

後藤希友選手:
元気の良さは誰にも負けたくないですし、どんどん盛り上げていけるような存在になりたい

後藤選手が所属していた東海学園高校ソフトボール部は、インターハイ常連の強豪校。当時の後藤選手は、毎朝、登校時に声出し練習を行っていた。それが元気な後藤選手の原点だ。

試合前にNiziUやBTSの動画を鑑賞…自らを奮い立たせる

気分転換は、アーティストのライブDVDやYouTubeでミュージックビデオを観ること。

後藤希友選手:
NiziUさんとBTSさんをひたすらずっと見ているんですけど、めちゃめちゃかっこいいです

試合前には、モチベーションアップのために動画を鑑賞。エネルギーの源になっている。

「イケイケな感じの投球見てほしい」金メダルに繋がる役割果たしたい

東京オリンピックで注目して欲しいことを聞くと…。

後藤希友選手:
バッターに対しての「抑えてやる」って気持ちを前面に出しているのが私の特徴で、結構イケイケな感じで投げているのを皆さんに見ていただきたい

東京オリンピックの目標は、「自分の投球でチームに“良い流れ”を引き寄せる」こと。

「チームから求められる役割をしっかりと果たし、金メダルに繋がるよう役割を追求したい」と話す後藤選手。オリンピックでさらなる飛躍を目指す。

後藤選手は、7月21日の初戦、オーストラリア戦で5回1アウトから出場。満塁のピンチも背負ったが後続を断ち、無失点でオリンピックデビューを果たした。

(東海テレビ)

東海テレビ
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