7月17日に開幕した夏の高校野球高知大会。第1シードの明徳義塾高校は、2021年も守りの野球で甲子園を狙う。

ここ数年で1番の守備 エースは5種類の変化球を操る本格派

甲子園の常連校で今大会、優勝候補の明徳義塾高校。

2010年からの10大会で、夏の甲子園の出場は、そのほとんどを占める9回(2020年の大会は中止)。

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秋の四国大会を制し、春のセンバツに出場するなど、夏も甲子園を狙えるチームとなっている。

率いるのは甲子園歴代4位、通算52勝を誇る馬淵史郎監督。今年のチームの強みを聞いた。

明徳義塾 馬淵史郎監督:
ここ何年間では、守備は1番いいと思っている

1時間以上のノックなどの守備練習を重ね、守りのチームが生まれた。ショートのキャプテン・米崎薫暉選手を中心に守備からリズムを作り、試合を作っていく。

さらに馬淵監督がキーマンにあげたのが、サウスポーのエース・代木大和投手。

最速143キロのストレートにカーブ、カットボールなど5種類の変化球を操る本格派。安定した制球力を武器に、バッターに的を絞らせない。

愛媛出身 代木大和投手:
113人全員が1つとなって、甲子園に向かって練習しているので、親元を離れて3年間やってきたというのもあるし、団結力も見てほしい

さらに、2年生の右の矢野勢也投手と、珍しい左のサイドスロー・吉村優聖歩投手も力をつけ、投手層に厚みが増した。

延長にもつれこんだ4月の四国大会順位決定戦では、高知高校を相手に吉村投手が先発し、10回途中まで1失点と好投。引き継いだ矢野投手が3回を無失点に抑え、2年生2人の投手リレーで勝利をあげた。

課題は打撃 春には完封負けの屈辱も…

――チームの課題は?

明徳義塾 馬淵史郎監督:
特に力を入れたのが打撃

春のセンバツ1回戦の仙台育英戦では、球速140キロを超える投手を相手に、1安打完封負けと屈辱を味わった。

明徳義塾 米崎薫暉主将:
打線が全然打てなくて、速い球を打つのが苦手だったので、夏の大会に向けて速いボールを打てるように練習している

注目のバッターは、馬淵監督が「1番バットが振れている」と話す米崎選手。トップバッターとして、高い出塁率を誇る。

さらに、馬淵監督に「4番を打つ力がある」と言わしめるエースの代木投手や、クリーンナップを務める森松幸亮選手のバッティングにも期待がかかる。

リベンジなるか?「借りは甲子園で返す」

そんな選手たちが意識しているのが、ライバル・高知高校のエースで最速154キロのプロ注目右腕・森木大智投手。

このチームになってから、高知高校との試合は2勝2敗1分けと、互角の勝負を繰り広げている。

打撃練習では150キロを超える投手を打てるように、ピッチングマシンをマウンドより前に配置するなどの対策をとってきた。

明徳義塾 馬淵史郎監督:
高知高校を倒さないと甲子園には行けない。速球を打つ練習を随分したつもり。マシンで打つボールとピッチャーが投げる球は違うので、そのあたりを考えながらやっている

明徳義塾 代木大和投手:
甲子園で1安打完封負けをして、甲子園でしか借りは返せないと思っているので…何としても高知県でチャンピオンになって、甲子園でしっかり借りを返したい

高知大会を制し、春の甲子園のリベンジなるか?堅い守りで夏の甲子園を狙う。

(高知さんさんテレビ)