市場の流通規格に合わず廃棄される野菜を減らそうと、岡山・瀬戸内市の農業法人が、規格外の野菜を利用したスイーツ・マカロンの販売を始めた。
資源を無駄にしない環境にやさしい取り組み。

小さな傷がつくと出荷できず廃棄に…

カラフルでコロンとした形が可愛らしいマカロン。どれも野菜本来の色が生かされている。
このマカロンを開発したのは、瀬戸内市長船町で野菜を生産する農業法人「いぶき」。

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3.5ヘクタールの畑で、季節ごとに約50種類の野菜を栽培し、県内のスーパーなどに出荷している。

その際に発生するのが、規格外の野菜。小さな傷がついていたり、大きく育ちすぎたものなど、市場の流通規格に合わない野菜は、総生産量の約10%を占めていて、その多くは廃棄処分されるという。

いぶき・梶岡洋佑社長:
市場原理なので仕方ないところもあるが、少しでもロスがでないように。作ったものが売れずに土に戻すのは、生産者としても辛いので、少しでも活用したい

流通規格に合わないだけで、味に問題はない。
いぶきは、廃棄される野菜を少しでも減らそうと、加工品にその野菜を利用することにした。

野菜の風味を生かした「マカロン」を開発

出荷できなかった野菜を低温乾燥して粉末状に。その粉末を生地に練りこんで、5種類の色とりどりのマカロンを完成させた。

緑は、シュンギクのほろ苦さが効いた生地に、あんこを挟んで和風に。
白はタマネギのマカロン。アクセントにコショウやパセリを使い、オニオンスープのような風味に仕上げている。

いぶき・梶岡洋佑社長:
マカロンは彩りも商品の魅力。野菜の色を活かした商品でマカロンを思いついた。年間で300~400kgの規格外の野菜の使用を目指しています

マカロンは、インターネットで販売(5個入り 1,890円)していて、7月からは店頭販売も始めたいとしている。

(岡山放送)