本格的な夏を迎えた今、自宅の庭や道端でセミの抜け殻を見かけることが増えてきたかもしれない。しかし今、ある抜け殻がTwitterに投稿され、その大きさが話題になっている。

それがこちら。

見て蛇の抜け殻~じゃないんだよ
そのサイズの蛇が家の近くにいるんだよ

このコメントとともに投稿された写真を見ると、室外機の大きさと比べても、相当大きなヘビの抜け殻だということが分かる。また抜け殻があるということは、脱皮したヘビが近くにいる可能性もあることを意味するのだ。

提供:キトサンさん
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投稿したのは、キトサン@skeb依頼どうぞさん(@k10_m)。場所は実家(千葉県山武市)の庭で、母親が家族LINEで見つけたことを報告してきたのだという。なお、家の近くでヘビを見ることはあるそうだが、1メートル未満が多いとのことだった。

「ヘビの抜け殻を財布の中に入れておくと、金運のご利益がある」などと昔から言われているが、こんな大きなヘビが近くにいると思うとやはり怖いだろう。

この投稿は話題となり、Twitterユーザーからは「脱皮してるので…一回りデカくなってる説」「これは守り神ですわ」「こりゃ大物だ」とコメントが寄せられ、3万5000いいねが集まっている。(7月21日時点)

画像からはよく分からないが、今回の抜け殻は何センチあったのだろうか? そして、この抜け殻はどうしたのだろうか? キトサンさんを通じで母親に話を聞いた。

発見した抜け殻は150センチ以上

ーー長さはどのくらい?見つけた時どう思った?

150センチ以上ありました。ヘビの抜け殻はすぐにわかりました。

提供:キトサンさん

ーー見つけたのは今回が初めて?

度々あります。ただ、ここまで大きいものは初めてです。ヘビ自体は自然豊かな土地の為見かけることは普通ですね。6月末に友人を家に招待した時に大きなヘビを目撃していたのでその子の可能性があります。


ーーその後、抜け殻はどうした?

気持ち悪かったのでそのまま室外機にかけていましたが、話題になったので息子(3人兄弟の末子)がジップロックに入れて家の中で保管することにしたようです。

提供:キトサンさん

なお、今回見つかった抜け殻についてネットでは、「アオダイショウかな」と推測するユーザーもいたが、実際は何というヘビなのだろうか?

群馬県太田市にある一般社団法人日本蛇族学術研究所が運営している、日本唯一のヘビ専門動物園で、約40種類200匹以上のヘビを見て触って知れる施設「ジャパン・スネークセンター」に詳しい話を聞いた。

ヘビの抜け殻は実物よりも2~3割増し

ーーこのヘビの種類はなに?

これはアオダイショウの抜け殻です。日本の本州に住むヘビの中では最大種で、最大で2メートルを超えます。無毒で比較的おとなしいヘビです。

(イメージ)

ーーヘビの大きさはわかる?

抜け殻は実物よりもだいたい2割増しから3割増しくらいの長さになります。ヘビが生活している状態は、うろこ間に伸びる皮膚があり、その皮膚が縮まっている状態になるので、抜け殻の状態になると間の皮が伸びている状態となるからです。

例えば、2mの抜け殻を見つけたら、170センチから180センチぐらいのサイズになります。長さ150センチ以上あったということだと、130から120センチくらいなので特にものすごく大きいというわけでもありません。


ーー自宅の庭で見つかることは珍しい?

場所にもよります。東京・渋谷のど真ん中などでしたら確かに珍しいと思うけれども、普通に周りにカエルだったり小動物がいるような自然が多い環境であれば別段珍しいことではないです。

毒ヘビの場合は、近くにまだ潜んでいる可能性があるので注意

ーーヘビの抜け殻を見つけた時に気をつけることはある?

抜け殻がマムシなどの毒ヘビであった場合は、近くにまだ潜んでいる可能性があるので気をつけなければいけないです。


ーーもしヘビを見つけたら?

わざわざヘビから人間を探し出して危害を加えてくるような生き物ではないので、基本的に近づきすぎない、ある程度距離をとって素手では絶対に対応しないようにしてください。

(イメージ)

ーー抜け殻を保存するのは、どうしたらいい?

動物性の人間の皮膚などと同じような成分があるので、虫が入らないように密閉することです。
虫が入ると食べられてしまうので、密閉状態、なるべく空気が入らないようにして、太陽光があたらないところに置いておけばある程度長い時間保存が効くと思います。よく多いのが、額に入れたりしています。表面をガラスで覆ってしまうそういう形が多いかなと思います。


アオダイショウとしてはそれほど大きな抜け殻ではなかったようだが、それでも120センチほどのヘビとなると、少し怖い気もする。また、キトサンさんによると、保管している抜け殻は帰省した際に見せてもらうとのことだ。

なお、今回取材したジャパン・スネークセンターでは、身近にすむ野生のヘビに関する解説や問い合わせなども公式HPから受け付けている。
 

また、公式TwitterやYouTubeではヘビの食事姿などを配信しているため、チェックしてみてはいかがだろうか。