東京オリンピックが7月23日から開幕する。

7月11日放送の「ジャンクSPORTS」(フジテレビ系)では、3時間SPを放送。「コストコ爆買い」や「イケア爆買い」では番組MCの浜田雅功さんが日本代表選手を激励。「東京五輪まであと12日いよいよ始まるぞSP」ではメダル獲得の期待が高い4つの競技にフォーカスし、注目の選手を紹介した。

公約は「予選突破!ベスト8」

東京オリンピックへ向けてモチベーションを上げてもらう「爆買い」企画。

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お馴染みの「コストコ爆買い」では、33年ぶりに出場するハンドボール日本代表の選手が登場。キャプテンで“レミたん”こと、土井レミイ杏利選手と、彼の一押し選手でハンドボール界の超新星、部井久アダム勇樹選手が参戦。

パキスタン人の父親と日本人の母親の間に生まれた部井久選手。身長194センチ、体重100キロという屈強な肉体と球速120キロを超える強烈なミドルシュートが武器の現役大学生だ。

まずは精肉コーナーで大量の肉を購入。土井選手は好きなフランス・ローヌ地方の赤ワインがほしいとおねだり。「(オリンピックを)頑張れるんだったら買っても」と浜田さんが言うと箱買いしようとする土井選手。

慌てて止める浜田さんを見て、土井選手が「じゃあ2本くらい」とワインを手に取ると、浜田さんは数種類あるローヌ地方のワインを見て、違う種類を買った方が良いのでは?と提案。その優しさに土井選手は感動していた。

ハンドボールでは、強い球を投げるために松ヤニを手につけてプレーをしているといい、松ヤニはプレーをする上で欠かせない必需品。べたべたする松ヤニを落とすときに、ハンドクリームを使っているため、ハンドクリームが欲しいとおねだり。

浜田さんが「ハンドクリームくらい持っているでしょ」と聞くと、土井選手は「普段よりグレードの高いものを試したい」と、セタフィのモイスチャライジングクリームをチョイス。

プッシュタイプの2本入りを手に取るが、「チームのみんなのも」ということで、浜田さんは「もっと買えや!」と背中を押し、合わせて10本購入。

ハンドボール選手の鍛えどころを土井選手は「全身鍛えないといけないけど、手でボールを扱う競技なので前腕を鍛えている」と鍛えぬいた前腕を披露した。

最後に、東京オリンピックで公約を果たしたら浜田さんがどんなモノでも買ってくれるというため、土井選手は「予選突破!ベスト8」と公約を掲げるが、その公約に「低くない?」と物足りなさを感じた浜田さん。しかし、土井選手は「ベスト8はすごいことなんです。オリンピックに出場するのも33年ぶりで、最高順位が9位。なのでベスト8はかなりのハードル」と熱弁し、浜田さんも納得した。

公約を果たしたら部井久選手が欲しいものは60インチの液晶テレビ。「今大学4年生なので、新生活に向けてほしい」とアピール。土井選手は一人乗りのカヤックを挙げ、「フランスでハンドボールをやっていた時に湖が近くにあって、そこでカヌーをやっていて、またやりたいなと思った」と話す。

さらに土井選手は大好評のTikTokの撮影のためのGoProカメラもおねだり。「カヌーをしている映像をGoProで撮って浜田さんに送ります」と言われ、思わず納得しかけてしまう浜田さん。

公約を果たしたら、2人が欲しいものは買ってもらえるのか。

高圧洗浄機が欠かせない!

東京オリンピックの新競技、スポーツクライミング。

金メダル最有力候補の楢﨑智亜選手は、2016年に日本人初の世界一に輝き、海外の選手から「忍者」と恐れられている。

もう一人の金メダル候補、原田海選手は、2020年にボルダリングジャパンカップで楢﨑選手をおさえて優勝した。

東京オリンピックの舞台では、日本人同士の金メダル争いが注目されている。

そんな2人も「コストコ爆買い」に参戦。

まずは競技をするための必需品、高圧洗浄機をおねだり。楢﨑選手は「壁のホールド(石)をきれいに洗うときに高圧洗浄機で洗っている」ため、欲しいという。原田選手も「チョークを手につけているので詰まって滑ってきちゃうので、定期的に洗っているのでこれが便利」と明かす。

しかし、浜田さんは「業者に任せないの?」と疑問に。楢﨑選手は「業者に頼む人もいるんですけど、僕は自分たちでやっています」と話した。なんでも、以前の高圧洗浄機は壊れてしまったため、“東京オリンピックでメダルを獲るため”には、新しい高圧洗浄機が欠かせないのだとアピールした。

コストコの高い位置まで商品が積まれている店内を見渡した浜田さんは、「登りたくなったりするの?」と聞くと、楢﨑選手は「子どもの時はこっそり登ったりしていました。今も登ったら気持ちよさそう」と明かす。しかし、原田選手は「全然思わない。だって変じゃないですか」と冷静に答えた。

原田選手はBBQセットを浜田さんにおねだり。「1回やったら飽きるで」と浜田さんにしつこく言われても、原田選手は「毎日やりますよ」と約束。すると、楢﨑選手は「俺も欲しいな」と便乗。悩んだ末に2人のおねだりを聞き、BBQセットを購入した。

ハンドボールの土井選手、部井久選手、スポーツクライミングの楢﨑選手、原田選手の2組の買い物は全12品の18万9265円だった。

ビーチバレーの「1勝」の重み

他にも「イケア爆買い」では、ビーチバレー界のレジェンド、白鳥勝浩選手と石島雄介選手が登場。白鳥選手は2008年の北京オリンピック、2012年のロンドンオリンピックと2大会連続で出場している。

石島選手はインドアのバレーボールで北京オリンピックに出場した、男子バレーボール元日本代表。ゴツすぎる肉体からあだ名は「ゴッツ」。2017年にビーチバレーに転向。インドア、ビーチバレーの2種目でオリンピックに出るのは男子初。

2人は原宿駅前に日本初の都市型店舗として昨年6月オープンしたIKEA原宿で食料品から寝具まで16品を爆買い。

東京オリンピックで公約を果たしたら浜田さんがどんなモノでも買ってくれるというため、2人は「1勝すること」を公約に掲げるが、浜田さんは首をかしげる。

しかし、爆買いに付き添った日本ビーチバレーボール連盟の会長である川合俊一さんが「ビーチバレーは世界中の人がやっているメジャースポーツ。オリンピックで1勝するのは大変。今まで日本代表がビーチバレーでオリンピックに行って勝ったのは白鳥の1勝だけ」と1勝の難しさを語る。

この話を聞いて、「1勝」の重みを受け止めた浜田さん。公約を果たしたら買ってもらいたいものは白鳥さんが「昇降デスク」。石島さんは子どものためのロフトベッドをお願いした。

「イケア爆買い」では、女子バスケットボール日本代表の馬瓜エブリン選手も。主力選手としてエブリン選手は5人制で、妹・ステファニー選手は新種目の3×3で、東京オリンピックに出場する。

最近ソロキャンプにハマっているというエブリン選手は、そのきっかけを「オリンピックで大事なのはメンタルを安定させること。自然の中に身を置いた方がいいと思って」と明かす。

そんなエブリン選手のスゴいところを、バスケットボールに詳しい芸人・田村裕(麒麟)は「得点能力がスゴいけど、それを支えるためのフィジカル、体幹の強さが一番」だと解説した。

エブリン選手は妹の分も加えて10品購入。「公約を果たしたら買ってもらいたいもの」では、エブリン選手は「姉妹でメダルを獲ります」と公約を掲げた。

浜田さんが田村さんにメダル獲得の確率を問うと「日本のバスケ競技の中で一番メダルの可能性が高いのは女子バスケ。5人制の女子バスケが一番高い。昨今のレベルの上がり方がハンパじゃないので、今の日本代表のメンバーは可能性あります」と力説。

メダル獲得も濃厚なエブリン選手が公約を果たしたら欲しいものは、爆買いの中で購入したイスに合わせたサイドテーブルとオットマン。しかし、今回購入したイスの方が高く、公約実現して買うものの方が値段が低いため、プラスアルファで電動キックスケーターをおねだりした。

東京オリンピックまで残りわずか。ハンドボールやスポーツクライミング、ビーチバレー、バスケットボールなど注目競技から目が離せない。

(『ジャンクSPORTS』毎週日曜日夜7:00~8:00放送)