「藤原くんも中村くんもたくさん打っていますし、本当に僕でいいのかなという正直な気持ちです…本当に僕で申し訳ないです。何かすいません…」
ロッテの福田秀平(32)は何度も謝った。今季初のヒーローインタビューのお立ち台に上がったことに恐縮していた。

ただ、試合を決めたのは1本塁打を含む3安打の藤原恭大(21)でも4安打4打点の中村奨吾(29)でもなく、福田の貴重な1安打だ。

4-4の3回1死二、三塁。「チャンスで回してもらったので、何とか外野に飛ばせるようにと思って打席に入った」とバットの先で捉えた打球をレフト線に落とした。二塁ベースへ気迫に満ちた泥まみれのヘッドスライディングでユニホームを泥だらけにした。前日3日に今季初めて1軍に昇格し、2試合目で今季初安打となる決勝の2点タイムリー2ベース。「打ててホッとしているし、すごくうれしい」と胸をなでおろした。

ソフトバンクからFA移籍し2年目の今季もコンデイション不調で開幕から2軍でプレーした。「(コロナ禍で)こういう世の中です。辛い思いをしている方たちがいっぱいいます。僕は野球をさせてもらって感謝しています」と野球への感謝をモチベーションに変えた。

井口資仁監督(46)も「ようやくコンディションも良くなって上がってきて、本人としてもしっかりと結果を出さなければいけない立場になってきている。そういう意味で今日の1本は非常に大きかったと思う」とようやくシーズン開幕を迎えた背番号7に期待を寄せた。

ロッテ8-6楽天
(4日・ZOZOマリン)