3年後のパリ五輪に期待がかかる注目選手

2021年東京オリンピック、その3年後のパリオリンピックでの代表入りが期待されている選手がいる。

石川県かほく市を拠点とする女子バレーボールチーム、PFUブルーキャッツのバルデス・メリーサ選手。6月、初の公式戦に挑んだ。

バルデス・メリーサ選手:
自分のチームが強くなるためには、自分も強くならないといけないから、誰にも負けないぐらい頑張る

身長185cmのバルデス・メリーサ選手(18)
身長185cmのバルデス・メリーサ選手(18)
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女子バレーボールチーム「PFUブルーキャッツ」のNo.23、バルデス・メリーサ選手は、キューバ出身の18歳。

とても表情豊かで、カメラに向かってにっこり。

飯田嘉太アナウンサー:
笑うのは好きなんですか?

バルデス・メリーサ選手:
はい!笑う人も、自分が笑うのも好き。でもバレーになったら笑わない

その言葉通り、ひとたびコートに立てば…

強烈なアタック
強烈なアタック

圧倒的な攻撃力で次々とアタックを繰り出す。

母へ「キューバには戻れないから、ごめんね」

メリーサ選手は、宮城の強豪・古川学園で2020年の春高バレーで準優勝。2021年はチームをベスト4に導いた大エース。

そう、3カ月前まで女子高校生だった。

飯田嘉太アナウンサー:
高校生からVリーガーになった気持ちは?

バルデス・メリーサ選手:
高校卒業して、Vリーグに来られたのはすごくうれしい

飯田嘉太アナウンサー:
PFUブルーキャッツを選んだ理由はなんですか?

バルデス・メリーサ選手:
雰囲気が、自分だけじゃなくてみんなで頑張る。私自身が決めたら(周りが)喜んでくれて、その雰囲気で自分もプレーを頑張りたいと思えるから決めました

身長185cm、最高到達点は驚愕の325cm。バスケットリングにも楽々手が届く。

身長185cm、最高到達点は325cm
身長185cm、最高到達点は325cm

そんなメリーサ選手、将来は日本代表入りが期待されている。

ラグビー日本代表のキャプテン、リーチ・マイケル選手やサッカー元日本代表のラモス瑠偉さんなどは、日本に帰化し日の丸を背負っている。

メリーサ選手も今後、帰化を行い日の丸を背負う意志を固めている。

バルデス・メリーサ選手:
中学時代、日本でのプレーのチャンスが来てから、お母さんに「絶対に行く。キューバには戻れないから、ごめんね」と言った。お母さんは「いいよ、本気で頑張って」と。チームでいい成績のところまで行きたいと思います

メリーサ選手と両親
メリーサ選手と両親

5試合で59得点の大貢献「まさにメリーサ劇場」

そして迎えた6月25日、サマーリーグが開幕。東地区のチームや大学選抜など、若手選手たちのレベルアップの場となる。

 
 

メリーサ選手はスタメン出場。どんなプレーが飛び出すのか?

新型コロナウイルスの影響で、黒鷲旗大会や中部日本選手権などの公式戦がことごとく中止に…。ここまでの鬱憤(うっぷん)を晴らすかのように、次々と得点を決めていく。

初日の結果は、PFUブルーキャッツが2勝。

飯田嘉太アナウンサー:
Vリーガーとしての初めての公式戦でしたが?

バルデス・メリーサ選手:
きょうはすごく良かったと思います。次も余裕を持たず、力と気持ちで戦います

2日目も勝利し、予選を1位で通過した大会3日目。

同じトップリーグで戦うことになるNECレッドロケッツ、KUROBEアクアフェアリーズ相手にその力を見せつける。

メリーサ選手は、試合を重ねるごとに勢いを増し、5試合で59得点。

チームを4年ぶり2度目の優勝に導き、期待の若手選手に贈られる「フレッシュスター賞」と大会MVPにも輝いた。

フレッシュスター賞と大会MVPに輝いたメリーサ選手
フレッシュスター賞と大会MVPに輝いたメリーサ選手

この結果にSNSでは、「まさにメリーサ劇場」「メリーサ、すごっ」との反応が。

大会MVP受賞 さらなるレベルアップを目指す

そして、女子の全日本で強化委員長も務めたことがある寺廻さんも…

PFUブルーキャッツGM 寺廻太さん:
もう本当に衝撃のサマーリーグでのデビューだよね

飯田嘉太アナウンサー:
日の丸を背負えるレベルですか?

PFUブルーキャッツGM 寺廻太さん:
そりゃもう、きょうの試合を見たら「レベル」じゃなくて「確信」ですよね。(今後)けがさえなければ、現時点でナショナルチームに入ってもいいレベルだと思いますね

寺廻さん、実はインタビューのあとも「すごいね…もうレベルが違ったね」と話すなど、興奮を隠せない様子だった。

しかし、本人は至って謙虚。

飯田嘉太アナウンサー:
MVPを受賞した感想は?

バルデス・メリーサ選手:
うれしいけれど、これからもっと頑張らなきゃいけないと思います。やり方・打ち方、タイミングも合っていた。今までは力だけでやっていて、(向こうは)力に慣れてくるかもしれないから、コースを狙ったり、頭を使った

飯田嘉太アナウンサー:
どんなところをレベルアップしていきたい?

バルデス・メリーサ選手:
レシーブとサーブがまだまだもっといけると思ったので、サーブでもっと活躍します

さらなるレベルアップを
さらなるレベルアップを

日本のバレーボール界に現れたスーパールーキー。メリーサ選手にぜひ注目してほしい。

(石川テレビ)