バレーボール元日本代表、江畑幸子さん。以前の会見で番組出演の許可をいただき、今回、引退を記念して飯田嘉太アナウンサーが江畑幸子さんをおもてなしすることに。
6年過ごした石川「もっとお寿司を食べたい」
バレーボール元日本代表、江畑幸子さん。
2012年のロンドンオリンピックで28年ぶりの銅メダル獲得に貢献。2015年、石川県かほく市にあるPFUブルーキャッツに入団し、プレミアリーグ昇格の立役者となった。
そして2021年3月、20年以上に渡るバレーボール人生に区切りをつけた。
江畑幸子さん：
最後の最後まで、自分の身体の限界まで挑戦できたことを嬉しく思っています。なので、清々しい気持ちで引退できていることをみなさんに知って欲しい
――石川県での思い出は？
江畑幸子さん：
6年間住んできて本当に石川が大好きになったので。特にお寿司がおいしくて。まだまだ石川のお寿司を食べたいなと思っています
――機会があれば番組でも
江畑幸子さん：
ぜひお願いします
「ずっと行ってみたかった」兼六園へ
石川県で思い出を作ってもらおうとオファーすると快く許可していただいたので、引退後、最初のテレビ出演してもらうことに。
まず協力してくださったのは、金沢市本町にある着物レンタルショップ「心結」。
扱う着物は約1200着。背の高い女性用の着物もたくさんある。
支度して向かったのは兼六園。（※4月上旬に撮影。現在、兼六園は閉園中）
――兼六園を訪れたことは？
江畑幸子さん：
中に入ったことはないです
現役時代は、日本代表として練習以外にもイベントに引っ張りだこ。「行ってみたい」と言っていてたが結局、兼六園に行きそびれたのだという。
飯田嘉太アナウンサー：
現役中は天気が大変だったのでは？
江畑幸子さん：
そうですね、弁当忘れても傘忘れるな
飯田嘉太アナウンサー：
格言ですね
やってきたのは、徽軫灯籠（ことじとうろう）。足が二股で琴の糸を支える琴柱（ことじ）に似ていることから、名が付いたといわれている。
せっかくなので記念撮影。この日は遅咲きの桜も見ごろを迎えていた。
あんころ餅と抹茶で…食レポに挑戦!?
そして、園内のお茶屋さん「内橋亭」へ。霞ヶ池を眺めながらおいしい茶菓子をいただける。
ここで事件が…
江畑幸子さん：
難しい…
飯田嘉太アナウンサー：
違う違う。（食リポ）を求めているわけではなくて…
江畑幸子さん：
おいしいです。餅とあんこの相性がすごく良くて…このあとに抹茶を飲んだらさらに良いかもしれない
飯田嘉太アナウンサー：
江畑さんに（食レポ）やらせてしまっている…
江畑幸子さん：
あっ、この餅とあんこと抹茶の相性すごく良いですよ。ぜひ皆さん…助けてぇ！
飯田嘉太アナウンサー：
ごめんなさい、そんなつもりでここにお連れしたわけではないんです
江畑幸子さん：
地獄（笑）
江畑さん、貴重な食リポありがとうございました。
おいしい刺身と寿司に笑顔の大満足
続いて訪れたのは、金沢市此花町の「おすしと和食 はた中」。
引退会見の時に「まだまだ石川のお寿司が食べた」いと言っていた江畑さんのために握ってくれるのは、料理長の畠中亜弥子さん。
――お寿司は最近食べましたか？
江畑幸子さん：
きのう食べました。リーグ中は生ものNGなので
さっそくお造り各種をいただくと、おいしそうな笑顔をみせた江畑さん。
それもそのはず、はた中はミシュランの基準を満たしている「ミシュランプレート」に選ばれている。
大好きなお寿司を食べて、気になる引退後について聞いた。
「幸」せなバレー人生を歩んだ
――引退後にやりたいことは？
江畑幸子さん：
具体的な形にはなっていませんが、バレーボールに関わる仕事ができたらいいなと思っています
――同世代が引退していく中で今までやり続けられたのは？（ロンドン五輪のメンバーは12人中10人が現役引退）
江畑幸子さん：
プレーするのも楽しいし、観ているのも楽しいので、今シーズンのリーグは試合には出られなかったんですけど、みんなのプレーを観ているのは本当に楽しかったです
――PFUブルーキャッツの雰囲気の変化は？
江畑幸子さん：
元々、私が入ってきた時から本当に明るいチームだなという印象。その明るさは、6年間ずっとチームの状況が悪い時もいい時もそれは変わらなかった
PFUブルーキャッツの良さを「明るさ」と答えた江畑さん。そして、話題はオリンピックに。
江畑幸子さん：
（オリンピックは）違いますね。ほかのチームの選手も、この4年に1度にかけている思いがすごく伝わってきて、本当にオリンピックは特別なんだなって感じました。オリンピックが自国で開催されるって、本当にすごいことだと思うので、ぜひ観たい
インタビュー後も好物のアジやイカなどの握りを堪能した江畑さん。そして、最後に江畑さんに元PFUブルーキャッツ・三橋聡恵さんからのサプライズの動画が。
元PFUブルーキャッツ・三橋聡恵さん：
まさか江畑幸子が来るとは思ってなかったので。「どのチームの江畑だろう？」って思いながら迎えたのを今でも思い出します
江畑さんと同い年で、仲良しの三橋さんからメッセージ。
元PFUブルーキャッツ・三橋聡恵さん：
エバさんが石川に来てくれて、県内のファンが増えたし、会場に足を運んでくれる人が増えたので、本当にエバさんが石川のブルーキャッツに来てくれて良かったなって思っています。今はゆっくり休んで、落ち着いたら歌いに行きましょう
PFUブルーキャッツ・堀口あやか選手：
エバさん家に行って掃除を頼まれたんですが、結局掃除をせずに、ずっと1000ピースのパズルを2人で夜通し完成させたのは思い出です
PFUブルーキャッツのメンバー：
エバさん、バレー生活お疲れさまでした。一緒にプレーできて楽しかったです。エバさんいつでも金沢に帰ってきてください。試合の応援も待ってます
江畑幸子さん：
うれしいです。ありがとうございます
――1日いかがでしたか？
江畑幸子さん：
（石川に）6年間いたんですが、兼六園にも初めて行けましたし、大好きなお寿司も食べられましたし、最後にブルーキャッツのみんなからのメッセージもいただいて。本当にありがとうございます
現役生活22年、バレーボール人生を石川県で締めくくった江畑幸子さん。
江畑幸子さん：
自分の名前（幸子）にもある通り、「幸」せなバレーボール人生だったと思います
（石川テレビ）
