コロナ禍の今だからこそ実現できる“新しい結婚式”が行われた。

ANAとブライダル会社のタッグ“機内ウェディング”

司会:
新婦のベールをお上げください。どうぞ誓いのキスを。

晴天に恵まれた5月23日、新郎新婦が愛を誓ったのはなんと飛行機の中

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コロナ禍で大幅な減便が続く中、ANAとブライダル会社のハセガワエスティがタッグを組み、フライトがない駐機中の飛行機を使った特別な結婚式が行われた。

客室乗務員:
飛行機は出発の準備を整え、力強いエンジンの響きと共に、人生の滑走路へと進んでまいりました。限りなく広がる未来に向け、まもなく離陸いたします。

新郎・徹さんと新婦・麻美さんは大の飛行機好き。初デートの時、飛行機の話題で意気投合し交際に発展した。

旅行の移動は飛行機。愛知県にある飛行機のテーマパークに遊びに行くときも、あえて新幹線より時間のかかる飛行機を使うのだという。

新婦・麻美さん(5月16日事前打ち合わせ時):
結婚式をやろうとは思っていなかったけど、これ(機内ウェディング)だったらやらせてもらいたいなと。二人が仲良くなったきっかけが旅行や飛行機だったので。

「機内通路がバージンロード」機内ならではの演出

新郎新婦はブリッジを抜け、機内の通路をバージンロードに見立て入場した。

新郎・徹さん:
きょうから始まる私たちの長いフライトが安全に飛行し続けられるように、これからも見守っていただければうれしく思います。思いをひとつにし、笑顔あふれる家庭を築いていくことを、ここに誓います。

苦境にあえぐ航空業界とウェディング業界のタッグで生まれた、新たなサービス。

「THE WEDDING with ANA~機内ウェディング~」の気になる料金は、挙式のみで155万5000円(税込み)披露宴付きは300万円(税込み)

貴重な体験を終えた二人は…

新郎・徹さん:
本当に生涯忘れられない素晴らしい結婚式になりました。ありがとうございます。

新婦・麻美さん:
夢のような時間でした。

新郎・徹さん:
ここに立ってこういう写真を撮ってもらったのは、本当に忘れられない結婚式になった。

(「イット!」5月24日放送分より)