高速を走る自転車…カバンには“ウーバーイーツ”の名前が

福岡市東区の福岡都市高速道路を走行している車のドライブレコーダーが捉えたのは、本線の左側を走る自転車の姿。

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目撃した男性は…

目撃者:
何でって思って、びっくりしましたね。危ないなと思って。自転車が通ってるとは思いませんもんね

男性が自転車を目撃したのは、東区から中央区の天神方面に向かう本線上。
さらによく見ると、自転車の男性のバッグにはフードデリバリー業者の名前が…

目撃者:
僕が、あっと思って、カバン見たらウーバーイーツってちょっと見えたんで。後ろ姿しか見えないですけど、普通に配達してる感じでしたね

各地で目撃されている危険な運転…配達の実態は?

一歩間違えれば大事故につながりかねない危険な行為。
こうしたフードデリバリーの配達員による危険な運転は、このところ各地で目撃されている。

配達の実態を福岡の配達員に聞いてみると…

ウーバーイーツ配達員:
あぶねえ!

記者:
こういうミスはある?

ウーバーイーツ配達員:
ないですよ!

一方でこんな声も…

ウーバーイーツ配達員:
ウーバーイーツって、配達スピードが上がれば上がるほど時給がいいので、焦ったら(高速道路に)乗っちゃうのかもしれないですね

ウーバーイーツの収入は歩合制。
数をこなすほど収入が上がる仕組みになっている。このため、時には無理をして宅配を急ぐ配達員もいるという。

誤って都市高速に進入してしまうケースも

では、自転車の男性はどうやって都市高速に進入したのか。

福岡北九州高速道路公社・阿南猛課長:
あそこから進入したとの報告を受けております

そこは、目撃現場から2kmほど手前にある都市高速の香椎浜入口。
県道の脇にあり、坂を上ると本線に合流する形になっていて、「都市高速」や「自動車専用道路」の表示もある。

自転車が進入した原因の1つとして考えられるのが、都市高速の構造だ。

福岡北九州高速道路公社・阿南猛課長:
香椎東から名島までの5カ所の入口があるんですけど、料金所を名島の方に集約して設置しています。この区間に関しましては、入り口で抑止することなく本線に入ってしまうという傾向がございます。原付・自転車は増えている傾向にあるなという感じはあります

香椎東と名島の間の5カ所の入口には料金所がなく、その先の料金所で一括して徴収している。
このため、5カ所では誤って進入するケースが多いという。

福岡北九州高速道路公社・阿南猛課長:
ひとたび接触してしまうと、大きな事故につながります。門型柱が設置されているところは、ここから都市高速だという認識と注意をしていただきたい

今回の自転車の男性が、時間を短縮しようとして都市高速に入ったのか、単に誤って入ったのかは明らかになっていないが、発見直後に近くの出口から降ろされたという。

ウーバーの運営会社によると、配達員が使うアプリには高速道路に自転車で進入しないことも含め、起動するたびに交通安全ルールを確認する機能がついているということで、今後も交通安全に関する取り組みを強化するとしている。

(テレビ西日本)