忘れられない“親孝行”になった。

ロッテは1点リードされた2回1死、プロ6年目の柿沼友哉(27)がオリックス増井浩俊(36)の143キロ直球を捉え、レフトスタンドまで運んだ。2年ぶりの今季1号ソロに「入らないと思って、全力で走った」としながら、打球はスタンドイン。「先制されてしまって何とか早い回で追いつきたかった。まずは出ようと思って、それが最高の結果に繋がってくれた。やっぱり気持ちいい。最高」と初めてのお立ち台で表情を緩ませた。

この試合でロッテは「母の日」にちなんで選手は帽子、左胸のロゴ、背番号、胸番号、選手名をピンク色に変更。右袖にピンクのリボンをつけた。

母の日の本塁打に「小さい頃から応援してくれているので、頑張っている姿を見せることができて、少しは恩返しができたのかなと思う」と柿沼。忘れられない母の味は「とんぺい焼き」という。母の手料理で180センチ、82キロの大きな体に成長した。

両親の結婚記念日に打ったという2019年6月22日の交流戦ヤクルト戦(神宮)での初本塁打に続いての親孝行だった。

また、正捕手の田村龍弘(26)が負傷で離脱する中で、捕手として小島和哉(24)の今季初勝利にも貢献。「小島もいい投球をしてもなかなか勝ちに繋がっていなかったので、勝ちに繋がったのはよかったと思う」と柿沼。小島は初回に“ラオウ”こと杉本裕太郎(30)にストレートを狙われ2ランを浴びるなどいきなり3失点の立ち上がり。それでも、その後は柿沼のリードでチェンジアップをうまく使い立て直した。

井口資仁監督(46)も「田村がケガしてから、しっかりと投手陣をリードしてくれている」と高く評価。攻守で頼れる存在となった。

ロッテ7-4オリックス
(9日・ZOZOマリン・4950人)