映画館・八丁座の支配人にして年間約200本の映画を観るシネマ通の「くわっち」こと桑原由貴さんと「おきぬ」こと衣笠梨代アナウンサーが、映画をテーマに心休まるひとときをお送りする『くわっち&おきぬのシネマカフェ』
4回目の今回は、2021年の”三大恋愛映画”の一つとも言われる『街の上で』。

2021年の”三大恋愛映画”の一つとも…

衣笠アナ:
今回の映画どんな映画でしたか

八丁座・桑原由貴 支配人:
共感度が100%の、ありふれた日常がとても愛おしく思えてくる映画です

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【映画】
古着屋で働く主人公・青は、恋人にフラれてもまだ彼女のことが忘れられない…そんな彼のもとに自主映画の出演依頼が舞い込む。

東京・下北沢を舞台とした、古着屋と古本屋と恋人と友達についての物語。

「誰も見ることはないけど、確かにここに存在してる」「街の上で」

衣笠アナ:
恋愛映画にはなりますよね

八丁座・桑原由貴 支配人:
恋が起きるのか起きないのかという瞬間がちりばめられている

主人公を取り巻く魅惑的な女性たちとの出会いと別れ。答えのない「好き」という気持ちが心地よく描かれていく。

キャストは有名どころの俳優ばかりではないが、二人が気になったのは?

衣笠アナ:
まずは主演の若葉竜也さん

八丁座・桑原由貴 支配人:
今回の作品で、すっごいファンになりました

衣笠アナ:
素敵でしたね

八丁座・桑原由貴 支配人:
醸し出す雰囲気がすごくあって、表情一つとっても、あとしぐさとかも、素晴らしいですよね

衣笠アナ:
今回役も含めて力が入りすぎてないというか、ちょっと力が抜けているような感じで、でもそのまとっている空気感がとっても魅力的ですよね

八丁座・桑原由貴 支配人:
これからますますいろんな映画に出ること間違いないと思うんで、ぜひ今回の「街の上で」初主演映画、観ていただきたいですね

八丁座・桑原由貴 支配人:
あとやっぱり成田凌さん。今回友情出演ということなんですけど、監督の前の作品の『愛がなんだ』で大注目されて素晴らしかったんですけど、今回もいい役で出てましたね

衣笠アナ:
いや~個性的なというか、そういう部分もありつつ、とても魅力もあって。成田凌さんのファンの方も、そんなにまだ観られてない方も、ぜひこの映画の成田凌を観てくださいみたいな

八丁座・桑原由貴 支配人:
観てほしい~

そして今回の映画は、すべて東京・下北沢で撮影が行われた。

八丁座・桑原由貴 支配人:
サブカルチャーのギュッと凝縮した街っていうのは聞いてたんですけど、映画の中にあからさまでなく、映画のこと、演劇のこと、本のこと、音楽…詰め込まれていて、さりげなく見せてくれるのがよかったです

衣笠アナ:
いろんな文化が混ざりあって醸成されていく、そういう土壌なんだろうなっていうのも思って。親近感みたいなものをだんだん覚え始める、そういうところもありましたね

「恋愛映画を求めてなくても、この映画は観てほしい」

さてここからはシネマカフェお楽しみのスイーツの時間。
今回は、レストラン・アンダーザスカイ特製「季節限定のフランボワーズマカロンといちごのミルフィーユ」。

「かわいい」
「豪華すぎですね」
「色がかわいいピンクと白で」
「サクサクです。おいしい」
「今年いちご初めて食べました」
「春らしいですもんね」

ここで、話題は「恋愛」について…この映画を観て二人が思う「恋」とは?

衣笠アナ:
恋ってどんなものだと思いましたか?

八丁座・桑原由貴 支配人:
恋愛映画ですからね。恋はね、タイミングだと思いました

衣笠アナ:
私は恋は日常にある。身近にあるんだなっていうのに改めて気づかされるというか。
ただすごく恋愛映画でもありながら、でも恋愛映画の枠にとどまっていないような気もしていて、私の中では。恋愛映画ってなると、ちょっと今は恋愛映画いいやっていう時期も私は気分としてはあったりするんですけど、なんか今、恋愛映画を求めてなくても、この映画は観てもらいたいなと思うんですよ

八丁座・桑原由貴 支配人:
思います~。人を描いているから。監督の、人のだめな部分とか、どうかなって思う部分へのすごく優しさも感じて、映画全体が優しいですもんね

衣笠アナ:
こういうとらえ方できたらいいなとかって思うシーンが、たくさんちりばめられてると思いますね

どこにでもある日常をユーモアとやさしさで包み込む映画「街の上で」は、全国の映画館で順次上映の予定。

(テレビ新広島)

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