打率1割台ともがき苦しむロッテの若き4番・安田尚憲(21)が徐々に勝負強さを発揮し始めた。

初回、オリックスの先発・増井浩俊(36)から16打席ぶりの安打となる先制タイムリー。「先制のチャンスで1本打つことができて良かった」と塁上で久しぶりの笑顔も出た。

7回には「攻撃の波が来ていたので、それに乗って打つことができて良かった」と内寄りの直球を捉えてライトスタンドに豪快な2ランをたたき込むと、さらに8回にはライト線にダメ押しとなるタイムリー2ベース。
今季初の3安打猛打賞で打点も4つ荒稼ぎ。14打点でリーグ打点トップに立った。 

打率は1割9分5厘と数字だけ見れば低いが、昨季と同様、井口資仁監督(46)は我慢しながら4番で起用し続けている。4番を外さない理由は持ち前の勝負強さ。得点圏打率は4割6分7厘に達しており、指揮官も「率はまだまだだが、チャンスに強いバッターで選球眼もいい。調子が悪くても、しっかり繋ぐこともできる。これからもっともっと調子を上げて4番を守り切ってほしい」と未完の主砲に期待を寄せた。

これでチームも2つの引き分けを挟んで4連勝で4位に浮上。安田の成長はチームの成長そのものとなる。

7日 ロッテ9―2オリックス
(ZOZOマリン・5956人)