映画館・八丁座の支配人にして、年間約200本の映画を観るシネマ通の桑原由貴さんと、テレビ新広島の衣笠梨代アナウンサーが、話題の映画をテーマに女子トークを展開する『くわっち＆おきぬのシネマカフェ』。
今回は、大泉洋さん主演の映画『騙し絵の牙』。
「驚きがいろんなところに…」豪華キャストの超娯楽エンタメ映画
衣笠アナ：
今回の映画、一言で言うとどんな映画でしたか
八丁座・桑原由貴支配人：
騙されるのがだんだん楽しくなってくる、超娯楽エンタメ映画です
がけっぷちの大手出版社で繰り広げられる、嘘・裏切り・リークの仁義なき騙し合いバトル。
大泉洋演じる速水編集長が仕掛ける、生き残りをかけた大逆転の奇策とは。
「人を騙してそんなに面白いですか」「面白いです」
衣笠アナ：
自分もどこまで騙されたのか、ここはわかる、みたいな仕掛けを探していくような楽しさ
八丁座・桑原由貴支配人：
騙すっていうワードが、ネガティブなワードなんですけど、むしろサプライズみたいな、驚きがいろんなところに仕掛けられてるっていうような感じで、だんだんそれを見つけるのが楽しくなってくる作品ですよね
衣笠アナ：
あと結構、後味はいい感じだなぁと
八丁座・桑原由貴支配人：
いい感じだった。元気をもらえました。今一番見たいなって思いますよね
衣笠アナ：
そういうのを求めてますよね
実は今回の作品、原作の小説から、主役は大泉洋さんをイメージして書かれたいわゆる「あてがき」。
衣笠アナ：
原作のところからこの役は…っていうあてがきって、なかなかないんじゃないですかね
八丁座・桑原由貴支配人：
初めて聞きました
衣笠アナ：
前代未聞ですよね。なんでしょうね、大泉洋さんの魅力
八丁座・桑原由貴支配人：
結構まっすぐな感じで、おおらかで、でも今回の役は結構ウラがありそうな役
衣笠アナ：
人の良さが出ている部分と…
八丁座・桑原由貴支配人：
え？実は？っていうところと、そこがご本人とはイメージが違うところかな。そのギャップを楽しんでほしいなっていうのはあるかな。見直したい
衣笠アナ：
そして今回、本当に豪華キャスト
八丁座・桑原由貴支配人：
どの人も主役になれる人ばかりがそろってらっしゃるんで、ちょっとすごいですよね
衣笠アナ：
クセがある、みなさんクセモノばかりっていう中で、結構クスッと笑えるところが、それぞれの役にありますよね。なので、どのキャラクターもなんか楽しい感じがしました
「お仕事映画でとしても楽しめる」
さてここからは、シネマカフェお楽しみのスイーツの時間。
きょうは「パゴダ」特製のアップルパイ。
八丁座・桑原由貴支配人：
りんご、すごいみずみずしいですね。こんなアップルパイ見たことないです。おいしい
そしてくわっちさんには気になったシーンが。
八丁座・桑原由貴支配人：
改めてもう一回見たい場面があって。松岡茉優さんが予告の中でも言ってる、人をだますのってそんなにおもしろいですかっていうセリフのところ。あのシーンを撮ったときに、映画の神様が降りてきたみたいな、すごい瞬間だったっていう風に、リハーサルとは違う、何か本番で空気が流れて違うトーンで言えたセリフで、監督も良かったよって声をかけてたって書いてあったんで、ちょっとそこ見直したいなって思いました
あとはこの映画が、お仕事映画でとしても大変楽しめるなと。なかなか出版業界っていうのが垣間見るチャンスがないので
衣笠アナ：
全然違うお仕事でも、何か仕事に向き合う姿勢だったり、そういうところでもいろんな共感は得られるんじゃないかと思いましたね
八丁座・桑原由貴支配人：
どの登場人物も逆境をばねにしてみんな立ち向かっていってるんで、そこは力をもらえますよね
映画「騙し絵の牙」は、2021年3月26日公開。
（テレビ新広島）
