3月19日に甲子園で開幕する第93回センバツ高校野球の組み合わせ抽選会が23日、史上初めてオンライン形式で行われ、千葉県から出場する専修大学松戸高の石井詠己主将が抽選に臨んだ。

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昨秋の関東大会で4強入りし、その実績が認められたもので、2015年に夏の甲子園は経験しているものの、センバツへの出場は創部以来初めてとなる。

野球部員・マネージャー計34人がスクールカラーの深緑のマスクをして固唾を飲んでスクリーンを見守る中、くじを選んだ石井主将。大会第6日(3月24日)の午前9時からの第1試合で中京大中京(愛知)と対戦することが決まると、「おー」と声が上がった。

中京大中京は昨秋の東海大会の覇者で、センバツ出場は32度目、優勝4回。最速151キロ右腕の畔柳亨丞(くろやなぎきょうすけ)を擁する強豪校だ。

抽選後、石井主将は「相手はトップレベルのチームで優勝候補だと思う。自分たちの実力を測るためにも、強い相手に当たりたかった。初出場なので、胸を借りるつもりで戦う。終盤まで集中力を切らさずに、粘り強く戦いたい」と決意を口にした。

また、コロナ禍での開催に、「自分たちのゴールは夏の甲子園。大会を開いてもらえること、そこに参加させてもらうことに感謝を忘れず、チャレンジャーという気持ちでやりたい」と話した。

専大松戸は右サイドスローのエース深沢鳳介が中心で、出場32校で最高齢の持丸修一監督(72)が率いる。竜ケ崎一高、藤代高、常総学院高で監督を歴任し、いずれも甲子園に導いた名将だ。

持丸監督は「1番、2番が食らいついて4番の吉岡道泰がしっかり打ってくれれば。深沢はボールのキレはいいので、低めに変化球とストレートを投げ分けてくれたら」と期待を寄せた。

また、相手エースについては試合までの1カ月、150キロの速球への対策は進めるとしながらも、「速いボールばかり意識せず、打てるボールを逃さず打って、ロースコアの試合展開に持っていけたら」と見据え、「トップレベルのチームにどう挑んでいくか。挑戦者の気持ちを持って積極的に、失敗を恐れずにやって欲しい」と奮起を促した。