毎年20万トンもの服や布が廃棄されるアメリカ・ニューヨーク。

リサイクルの重要性が叫ばれる中、デヴィン・ギルマーティンさんは5年前に売れ残りの服や寄付された端切れを使ったファッションブランド「The Canvas」を立ち上げた。

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デヴィンさんは「バハマの学校で資源について考えさせられた。この島では少しもムダにすることができない。ニューヨークでの生活と正反対で日々の行動を考えさせられた」ときっかけとなった出来事を明かす。

しかし、都会で小さなブランドが店を持つことは大変だった。

そこで、空き店舗と成功報酬型の契約を結び、同じ志を持つブランドも委託販売できる店を開いた。

それぞれの商品のタグを見ると、SDGsのどのゴールを目指しているのかが分かる。

あるブランドは、売り上げの5割をバリの学校に寄付していると、デヴィンさんは教えてくれた。

今では世界中から170のブランドが参加している。

古着のデニムと寄付された生地をアップサイクルさせ、一点ものの服に生まれ変わらせたデザイナーのアリー・レイナートさんは「つまらない、と思われるアップサイクルの服は作りたくない」と話した。

この店をSDGsの発信地にするべく、デヴィンさんは「サステナビリティは後付けじゃない。それがあってこその良いデザイン。ファッションは時に軽視されるけれど、世の中を変えるものだと思う」と語った。

The Canvas by Querencia
https://thecanvas.nyc/

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