実家が寝具メーカーで、大量に布団が廃棄される現状を見てきた株式会社yuni代表取締役CEOの内橋堅志さん。

「もともと実家が生活資材のメーカーをしていて、まだ使える状態の布団が98%近く燃やされている状況を見て来ました。

そこで“再生素材”という新しい資源を作れたら、日本国内で新たな資源が生まれるのかなと考えました」

廃棄大国から資源大国に

内橋さんはシステムエンジニアを経て、2021年に廃棄される布団を回収して再生素材にかえるサービス「susteb(サステブ)」を始めた。

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全国のごみ収集センターや個人宅から使われなくなった布団を回収し、工場で中綿を洗浄して滅菌。

綿やポリエステルなどの素材ごとに分けて特別な機械に入れると、まるで新品のようにフワフワな状態によみがえる。

内橋さんは「ここからまたいろいろな素材に変わっていきます」と話す。

3年間で約42万枚が回収され、新たな布団やクッションの中綿として生まれ変わった。

回収に協力する自治体は「焼却することなく資源化するということで非常に有意義なことだと感じています」と話す。

内橋さんは「日本は資源に乏しい国ですが、我々がこの業界をリードして再生素材の業界全体が日本を代表する産業になるように育てていきたい。それによって日本を廃棄大国から資源大国に変えていけたら良いなと思っています」と語った。

株式会社yuni
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